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2010年11月28日 (日)

しなの!

そのテの人種のご多分に漏れず、三十一もかつては700分の1の艦船模型、いわゆるウォーターラインシリーズを作ったことがある。「ことがある」どころではない、小学校高学年の頃には毎月の小遣いのほとんどをつぎ込んでいたくらいである。少なくとも当時の日本艦艇シリーズはほぼ網羅したはず。同型艦がある場合は全艦を制覇したわけではないけれど。

実は10年くらい前に発作的に模型造りが再燃した時期があり、そのころに道具や塗料をかなり買いそろえた。しかし丁寧に塗りながら作成していると例えばドイツ巡洋戦艦シャルンホルストを完成させるのに半年かかったりする。そんな先が見えない作業を続けるのにくたびれたのかもしれないが、やがて再燃の炎も下火になり、あとには「いずれ作ろう」と買った模型たちと道具一式が残った。

ところが一月くらい前からまた作り始めた。何がきっかけだったのかわからない。今回は塗装なんて面倒くさいことはバイパスして、積んだままだった未作成模型を消化し始める。実際に作り始めてみるとそこは昔とった杵柄、ひとつ作るのにわずか数時間。塗装しないとこんなに早く終わるんだなあ。写真は昨日から今朝にかけて、約6時間くらいで作った「信濃」。

Pb100016_2

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2010年11月24日 (水)

実弾の応酬

最近、更新をサボっていたら海を隔てた半島で海を隔てた(文字通り)実弾の応酬が起きていた。

北朝鮮が韓国の島を砲撃、韓国反撃 (CNN.co.jp)

北朝鮮の本土から、黄海上の韓国治下の島に向けて砲撃が行なわれ、韓国軍も応射したという。あえて「領土」といわず「治下」としたのは朝鮮戦争がまだ休戦中で講和にいたってないので領土は確定していないから。
ニュースによると両軍の陣地間は約13キロ離れているそうだが、この程度の距離ならごく一般的な150ミリクラスの野砲でも充分射程範囲内だし、100ミリクラスでもRAP弾を使えば充分届くだろう。いくら北朝鮮でもRAP弾くらいあるよね。ないかなあ。
どの程度の陣地構築がなされているのかわからないが、映像で見るかぎり北朝鮮側は永久構築の掩蓋付き陣地だった。最前線なので韓国側もそれなりの陣地だろう。そうなると陣地移動・陣地転換をすることなく腰を据えて撃ち合い殴り合いになる。韓国側には戦死者が2名出たということだが、北側にも被害があったことだろう。絶対に明らかにはならないだろうが。

韓国側には民間人にも2名の死者が出たということで今後の非難は免れまい。もちろんそんなことは覚悟の上での行動だろうが、はたしてどのレベルが承認した行動だったのかが問題だ。かつての大韓航空機爆破事件が金正日の後継を確実にするための「実績」作りだったという説があるが、今回の事件も同じような文脈かもしれない。

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2010年11月18日 (木)

みやげ有り

自分が死んだときには葬式も戒名も香典も供花も無用、転出するときに送別会は無用と常日頃公言し、歳暮も中元も年賀状も贈りも贈られもしないという、虚礼の類を心底から嫌悪する三十一は、基本的には旅行に出たときにもできるだけ土産は買わないことにしていた。
昔はそれでけっこう許されていた部分があるのだが、最近はそうもいかない。社内だけならそれでもいいのだが今は協力会社との付き合いがあり、彼ら彼女らは典型的な日本企業であるのでどこかに行ったと言っては土産を抱えてきて振舞ってくれる。そうなるとこちらが旅行に行ったときにも土産なしというわけにはいかない。内心忸怩たるものがあるがしかたない。それでもできるだけ「定番」は避けて「ネタ」になるようなものを買ってくることにしている。

前ふりが長くなったが、何の話かといえば「はやぶさ」である。廃止された寝台特急でも来年から走る東北新幹線の速達列車でもなく、2003年に打ち上げられて今年6月に地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」のカプセルから採集された微粒子が小惑星「イトカワ」由来であることが確認されたと発表された。これで「はやぶさ」は500点を獲得してミッションを完結した。もちろん採集と分析自体はこれからが本番だが。

はやぶさカプセル内の微粒子の起源の判明について (jaxa.jp)
Japan says Hayabusa brought back asteroid grains (spaceflightnow.com)

もともとカプセル内の微粒子の起源確定は年末か来年になると見込まれていたが、思ったよりも早く確定できたことになる。もっとも、カプセル回収からはすでに半年近くが経っており、気の短いマスコミ連中はしびれを切らしていたことだろう。そのせいかNHKでは朝のニュースのトップで報じていたし、asahi.com でも素早く報道されていた。

はやぶさの微粒子はイトカワ由来 1500個、成分一致

ちょうど政府では来年度予算編成の追い込みで、はやぶさ後継となる「はやぶさ2」が「元気な日本復活特別枠」とやらで要求されている。この時期にこうした結果が発表されたことに「パフォーマンスでは」という声も挙がったらしい。

「はやぶさ2」で生命の起源に迫れ 後継機の予算化期待

JAXA側は否定しているが、三十一からすれば「パフォーマンスで何か問題がありますか?」と言いたい。だいたい「事業仕分け」という究極の「劇場政治」を展開して国民にわかりやすい成果を求める民主党政権下では、得られた成果を最大限にアピールしてみせるようになるのは当然の成り行きである。予算編成のタイミングに合わせて分析を急いだくらいのことはあったかもしれないが、そうさせたのは民主党政権と彼らを政権に押しあげた(マスコミを含む)国民だ。

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2010年11月14日 (日)

331

今日、免許の更新のために免許センターに行った帰り。

京葉線の海浜幕張駅から東京方面に向かうために電車を待っていたのだが、入ってきた快速電車の顔を見て「あれ?」と思った。

E331系じゃねえ?

新習志野の京葉車両センターに留置されているのは数え切れないくらい目撃しているのだが、実際に走っているのを見たのは初めてでもちろん初乗車だ。まあ平日は走っていないらしいのでそれも無理はないのだが。

この夏から京葉線にE223系が大量に投入されたとき、三十一は「ああJR東日本はE331系の量産を諦めたんだな」と理解したのだが、まだ実用試験を続けてるんだね。これまでも国鉄/JRでは将来の量産をもくろんで試作してみたものの結局それっきりになってしまうという例が少なくない(DE50とか、JR東の207系とか)ので、国鉄/JR初の営業用連接車両であるE331系もその轍を踏むかと思っていたのだが、この先どうなるのだろう。京葉線への量産車投入はもうないと思うので、どこか別の線区に転属されて量産されるか、あるいはE331系をもとに改良型が生産されることになるのか、またはこのまま立ち消えになるのか。

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2010年11月 8日 (月)

「怪帝ナポレオン3世」


かのナポレオンの甥で、二月革命後の第二共和制で大統領に就任し、白色クーデターで独裁権力を握りついには皇帝を名乗って第二帝政をひらいたナポレオン3世は、その最後の間抜けさもあってこれまで過小評価されてきていた、と著者はいう。
実は三十一はそれほどナポレオン3世について詳しくなかったので「そんなもんかなあ」と思うだけだが、確かにあまり肯定的な印象はなかった。ただ、19世紀半ばという革命の時代にあってほとんど自分の才覚ひとつで20年も大国フランスの最高権力者にすわっていたのは何かとりえがあったんだろうと漠然と考えていた。

この本を読んだあとであっても、その問題に対する答えが得られたわけではない。それでもナポレオン3世が単純な陰謀家でも、単なるお飾りでもなかったことだけはわかる。そもそも現実世界に「完全な善」も「完全な悪」もない。そんなものは「水戸黄門」の中にしか存在しない。一筋縄ではいかない人間の集まりがもたらす混沌の結果が歴史なのだ。

さて恒例とでもいうべきか重箱の隅をつついてみよう。
著者はフランス史家のせいかドイツ王室についてはそれほど詳しくないらしい。普仏戦争の記述で「皇太子カイザー・ヴィルヘルム2世の率いるプロシャ軍」、あるいは「フリードリヒ・ヴィルヘルム王子率いるプロシャ第三軍」とあたかもそれぞれ異なる部隊であるかのように記述されているのはどちらも同じ「皇太子フリードリヒ・ヴィルヘルム率いるプロシャ第三軍」のことである。また失脚後イギリスに亡命したナポレオン3世を訪問したヴィクトリア女王が「ヴィッキーとフリッツが心配していた」と伝言したその「ヴィッキーとフリッツ」について「ドイツ皇帝夫妻」と注釈しているが正確にいうなら「のちのドイツ皇帝夫妻」というべきであろう。フリッツはのちのドイツ皇帝で当時皇太子のフリードリヒ、ヴィッキーは皇太子妃でヴィクトリア女王の王女で同名のヴィクトリアのことだ。

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2010年11月 3日 (水)

2010年10月の打ち上げ

今月は7回で、そのうち過半の4回がバイコヌールから。2回が中国、1回がフランスで、アメリカがなし。

1日 10:59GMT 西昌(中国)、長征3C(ジョウガ2)、月面探査
6日 00:49GMT 太原(中国)、長征4B(実践6-4A、実践6-4B)
7日 23:10GMT バイコヌール(ロシア/カザフスタン)、ソユーズFG(Soyuz TMA-01M)、有人
14日 18:53GMT バイコヌール(ロシア/カザフスタン)、プロトン(Sirius XM-5)
19日 17:10GMT バイコヌール(ロシア/カザフスタン)、ソユーズ2.1a(Globalstar × 6)
27日 15:11GMT バイコヌール(ロシア/カザフスタン)、ソユーズU(Progress M-08M)
28日 21:51GMT クールー(仏領ギニア)、アリアン5(Eutelsat W3B、BSAT 3b)

注目は、新型のソユーズ有人宇宙船。最初期型の無印ソユーズから、ソユーズT、ソユーズTM、ソユーズTMA、と来て今度はソユーズTMA-M。どんどん名前が長くなっていく。今回の改良では「デジタル・ソユーズ」と呼ばれているように、アヴィオニクスの改良が主で要目としてはそれほど変わっていない。
個人的にはソユーズ2.1ロケットが実運用に乗り始めたような気がしていてひそかに注目。

記載漏れ追記:

31日 16:26GMT 西昌(中国)、長征3A(北斗2-G6)

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