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2011年2月16日 (水)

本音と建て前

ロシア外相、日本を牽制 「第2次大戦の結果認めよ」 (asahi.com)

ラブロフ外相は「第2次世界大戦の結果を認めるという他の国がしていることを、日本がする以外に方法はない」と述べた。

ロシアの外務大臣が、北方領土は第二次大戦でソ連領になったんだから日本はその現実を認めろ、と発言した。
これを聞いたとき、三十一は「あ、それ言っちゃうの」と思った。
世の中には本音と建て前というものがあって、特に外交の場では恐ろしく婉曲な建て前が未だに幅を利かしている。仮にも外務大臣ともあろうものがこれほど率直でむき出しの発言をするのは珍しい。

建て前では、第二次大戦は民主主義国家群が全体主義国家群に対して勝利した戦争であって、領土の争奪は目的ではなかったはずである。少なくとも連合国側にとっては、ね。
三十一が知る限りにおいて、独立とかかつて戦争で奪われた領土を取り戻したケースをのぞいて、第二次大戦で新たに領土を獲得したのは当時のソ連、いまのロシアくらいだ。そのロシアが「結果を認めろ」と言うのには苦笑を禁じ得ない。

だがしかし、それは裏を返せばロシアの側にはこれっぽっちも北方領土について譲る気がない、ということの証しでもある。見通しは厳しい。

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