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2011年3月27日 (日)

内需拡大

三十一のところでは先週は結局一度も停電はなかったらしい。しかしその前の週は2回も食らった。一度目は予期していたのでパソコンだのサーバーだのはあらかじめ止めておいたのだが、その翌日「まさか二日連続はないだろう」と高をくくっていたその不意を突かれてエンコードにぶん回していたパソコンをたたき落とされてしまった。

停電が回復してから再起動してみると何事もなかったように使えたのでその場は安心したのだが、その後遺症なのかなんなのか、それからそのパソコンがしばしば立ち上がらなくなるという現象が起こり始めた。何度再起動しても全然立ち上がらないこともあって、そういう場合はCD-ROMからOSの修復インストールをするととりあえずその場は立ち上がるようになるのだが、それも長続きせずしばらくするとまた立ち上がらなくなる。
うまく立ち上がったと思っても、ちょっとまとまった分量のファイルコピーをしていたらいきなりブルスクリーンになったりと言った不安定な挙動が見られるようになった。

これはどうもどこかイカれたらしい。原因はいくつか考えられるが、これまでの三十一の経験からしてまずメモリーでも交換してみるかとこの週末に秋葉原にでかけた。いまどきDDR2のほうがDDR3よりも高かったりするのに今さらながらがっかりしたりしながら物色しているうちに、ふと目にとまったのがひとつのマザーボードである。LGA1155 のマザーボードも安くなったなあなどと思いながら見ているうちに、これと手頃なCPU(とメモリー)を組み合わせても3万円ちょっとで中身を一新できるなあと思い始めた。もともとCPUを増強してビデオエンコードの時間を短縮したいという願望はあったのだが、ほとんど衝動買いに近い勢いで一式そろえてしまった。

とりあえずマザボはこれで

ASUS P8H67-V

CPU はこっち。

Intel CORE i5-2500K

もともとが Celeron 3.06GHz というかなり年代物の CPU なので格段の性能向上が期待できる・・・はずだったのだが、まあ一言では言えないくらい色々あって未だにその真価を発揮できない。まさか USB マウスが必要だったとは。

結果として停電が三十一の財布の紐を緩めさせたわけで、東電がもたらした経済効果と言えなくもない。

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2011年3月24日 (木)

たたかうくるま

またも地震に絡んだ自衛隊ネタをいくつか。

設備のない海岸とか、あるいは荷役機能を喪失した港湾にも上陸して物資を輸送できる海上自衛隊のエアクッション輸送艇 (LCAC - Landing Craft Air Cushion) が、一部ネットで話題になっているとか。

海自の輸送用の巨大ホバークラフトがすごいと話題に (痛いニュース)

ちなみに「ホバークラフト」は商品名なので自衛隊もNHKもこの言葉は使いません。同じような言葉に「キャタピラ」「セスナ」「ホッチキス」などがありますな。
閑話休題、まあ初めて見る人間が驚くのはわからないでもないが、「秘密兵器」という言い方は違和感があるねえ。普通に本屋で買える「装備年鑑」にもちゃんと載ってる装備で別に秘密でもなんでもない。単に知られていないのと秘密兵器との間には天と地ほどの違いがある。この件については別にエントリーを作るかもしれない。


ついで、タイトルにもなった「たたかうくるま」であるが、東電福島第一原発の事態に対応して敷地内に散乱した瓦礫を排除するために戦車が災害派遣されることになった。
実は三十一はこのニュースを最初に聞いたときに半信半疑だった。「半信」のほうは、ドーザー装着の戦車なら瓦礫排除の任務は充分遂行できるだろうと思ったのだが、「半疑」だったのは、何しろ日本のマスコミにかかると装軌車両は全部「戦車」になってしまうのでひょっとしたら78式戦車回収車あたりを「戦車」と表現してるのかもしれないと思ったりもしたのである。実際にトレーラーに積まれて移動している車両の映像をみたら間違いなく74式戦車だったのでちょっと驚いた。駒門駐屯地から74式戦車が2両、78式戦車回収車が1両出動したということなので第1戦車大隊(1戦大)から派遣されたのだろう。三十一が知るかぎり戦車が災害派遣されたのは初めてだと思う。

最後に、自衛隊ではおそらく年度末の3月中にわりと大きな人事異動が予定されていたはずだが、この地震でふっとんでしまったらしく今にいたるも発表されていない。大きな人事異動は閣議了解が必要なのだが閣議もたぶんそれどころじゃないだろう。7月頃にまわされることになるかもしれない。

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2011年3月19日 (土)

枝野はよく見るけど菅はめったに見ない

地震から1週間が経った。

三十一は直接被害を受けたわけではないが、生活のペースは大きく変わってしまった。今週一週間は出勤せず自宅勤務になったからだ。会社の建物は使えるらしいが、電車があの様子じゃあ出かけるのも大変だ。しかし、自宅で仕事をしているとついついニュースに見入ってしまって仕事が思う様に進まない。会社にいるからといって進むとは限らないけど。

我が家はこの1週間で2回、計画停電の対象になった。昼間だったのが救いかな。夜だとかなり困っただろう。他にやれることがないので読みかけの本がだいぶ消化できましたよ。感想はそのうち書く予定。

この間、自衛隊は現時点で7万人規模、最終的には10万人規模で動員をかける予定であり、制度ができてから初めて予備自衛官と即応予備自衛官を招集した。本来これは「召集」とすべきだと思うんだが、なにしろ自衛隊法そのものに「招集」と書かれているのでそう表記するしかない。「招集命令」ってすごく違和感があるぞ。
自衛隊の出動はもちろん陸自が主力だが、輸送や救助・連絡には海自や空自も多く動員されている。そこでこれまた初めて統合任務部隊を組織、陸自の東北方面総監を指揮官とし、司令部を仙台駐屯地に置いた。5年前に始まった統合運用がその真価をためされるときがやってきたと言えるだろう。

東電の原発事故や停電についてはニュースで報じているのでここではあえて触れない。むしろ地震に埋もれてあまり触れられていないニュースで三十一の興味をひいたものをいくつか挙げよう。

まずはここ何日か繰り返し起きているみずほ銀行のATM障害。たぶんシステムで飯を食ってる人間の多く(三十一もそのはしくれだ)が思ったことだろうが、報じられている症状からどうにも原因が思いつかないのだ。実際、みずほ銀行側にも原因がわかっていないらしい。もちろん、あるひとつの症状に対してはそれなりに原因が想像できる。しかし、複数の症状のそれぞれが同じ原因の結果とは考えにくい。このあたりの感覚は説明しづらいのだが、同僚と話をしていてもやはり同じ感想を持ったそうなのでそんなに間違っていないだろう。どうも複数の原因があるように思われる。強いて原因を考えるなら「電源が不安定なんじゃないの」というものだ。電源が不安定だと一見脈絡のない問題がいろいろ出るものなのだよ。

それから地震の翌日に九州新幹線鹿児島ルートが全線開業しているはずなのだが、三十一が知るかぎりテレビではまったく報道していなかった。開業式などのイベントも中止されたそうなので仕方ない面もあるだろうが、社運をかけていたはずのJR九州にとってはまことにタイミングが悪い結果となった。全線開通したばかりの東北新幹線の大半が使い物にならなくなってしまったJR東日本よりは幸運だったかもしれないけれど。

リビアの内戦について、安保理決議に消極的だった中国とロシアが棄権に回り、リビアへの軍事的行動を認める安保理決議が可決された。これでリビア政府軍機の飛行阻止などの実力措置がとれるようになったわけだ。不利をさとったのか政権側では反政府勢力への軍事行動の停止を申し出たそうだが、そもそも「軍事行動ではない」と言っていたのはカダフィ側じゃなかったっけ。

もうひとつ、普段からあまり報道されないニュースとして、ロシアのソユーズTMA-01M カプセルがほぼ半年ぶりに帰還した。ソユーズTMA-M の初飛行は打ち上げからドッキング、そして再突入に帰還と問題なくミッションをこなせることが実証された。次の打ち上げはこれまでと同じくソユーズTMA になるそうだが、近い将来 TMA-M に置き換わることになりそう。

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2011年3月13日 (日)

少しは学習能力があるらしい

昨日の夕方の枝野官房長官の会見はひどいものだったが、それ以降の会見では明らかに態度が変わった。できるだけ具体的な情報を出そうとしているように見える。おそらくどこかから指摘があったのだろう。それを容れる度量と機転があるのはまだ救いのような気がする。もっともこれは枝野長官個人の力量であって民主党そのものを見直したわけではない。

結局、爆発は建屋中に漏れだした水素の爆発であって格納容器は損傷しておらず、大量の放射性物質漏れは無かったということである。会見時にはある程度の確証があったからあれだけ自信たっぷりに「安心しろ」と言っていたのだろうなあ。だがそれを知らない(例えば三十一のような)人間はいろいろ想像して不安に思う。不安にさせたのは会見の内容である。だから先の批判を撤回するつもりはない。

さて明日から東京電力は計画停電だそうな。
テレビもパソコンも使えなくなる。ノートパソコンは使えるだろうがADSLモデムが死ぬので外部にはつながらない。携帯は使えるのかな。充電はしておくが基地局が生きていないと結局は無意味だ。さらにマンションなので水も出ない可能性が高い。ガスは出るのかな。メーターがマイコンメーターだからガスもだめかもしれない。

昔キャンプをした時の経験から、たいていのことはお湯さえ沸かせればどうにかなるとわかっている。水はためておけばいい。問題は火だが、ガスが使えず電子レンジももちろんダメとなると何か手段を考えなくてはならない。やはり昔キャンプで使ったキャンピングガスがあったはずだ。確かこのあたりに、というそのあたりは本に埋もれていた。この下かあ。
なんとか発掘して、ついでにやはりキャンプ用のケトルだのパーコレーターだの水タンクだの何故かシュラフカバーだのが発見されたので、これも出しておく。ちょっとしたキャンプ気分だなあ。今回の経験からシュラフのひとつも会社に置いておこうかと思う今日この頃。

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2011年3月12日 (土)

だめだこいつら。

すまん、いまタイトルに凝ってる余裕が(時間的にも気持ちにも)ない。

福島第一原発で爆発音がし、高い放射線量が観測されている状態で、NHKなどでは何らかの事故による想定を超えた放射能漏れが出ているかもしれない、と最悪の事態を予想しているのに、事故が起きてから2時間あまり経ってからようやく枝野官房長官の会見がまさに行われているのだが。

基本的にこれまでの情報を繰り返すだけで新しい情報が何もない。なにか疑問を抱かれるようなら反論するなり進捗を示すなりしなきゃいけないがそれもない。ただ頑張っているというだけだ。それなら俺にだってできるよ。

また福島第一原発で何か新しい事態が起きているという状況で、今の段階で出てきた対策が福島第二原発10キロ圏内の避難指示って何だろう。それは福島第一への対応ではないよね。

自分の政権内部の管理もできないような人々だから危機管理もできるわけがないとは思っていたけど、これが日本の国民が選んだ政府かと思うと悲しくなる。

昨日の地震からほぼ丸一日たってようやく自宅に帰って来たら、大きな被害はなかったけれども物が散乱して寝床を敷けるような状態ではなかった。どうにか寝るだけのスペースを確保してそろそろ寝ようかと思っていたのに、こんなニュースが飛び込んで来ちゃってまた寝られない。

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外泊

地震のおかげで電車が動かず、夕べは会社に泊まり込むはめになった。
今日は間引き運転ながら動くそうなのでなんとか帰りたいものだ。帰ったら帰ったでいろいろ崩壊していそうでこわいんだけど。書籍流は覚悟してるけど機械ものがこわれてたりするとショックだなあ。地震直後から自宅サバに繋がらないのが不安だ。電源はが落ちただけならいいんだけど。

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2011年3月10日 (木)

裏取引ノススメ

今日は106回目の陸軍記念日だが、もちろんニュースではそんなことに全く触れず、もっぱら東京大空襲から66年目という文脈で語られていた。アメリカ軍がいったいどうして3月10日という日にこの大空襲をぶつけてきたのか、という説明は日露戦争までさかのぼらないとできないのである。

ニュースで報じないと言えば、三十一がずっと気にしているリビアについても日本でのニュースの扱いはどんどん小さくなっている。フランスが反カダフィの国家評議会を承認したとか、リビア国内の飛行禁止にNATOが積極的だとか、周囲の動きは伝わってくるけど肝心のリビア国内の動きはあまり報じられない。もっとも、そもそも日本のマスコミに戦争報道を期待するほうが間違っているのかもしれない。

最近になって、カダフィと反カダフィ(もはや反政府とはいえないだろう。「反政府」という言葉には正統的な政府に反対しているというニュアンスがあるが、すでにカダフィは正統性を失いつつある)側のあいだで、カダフィが退陣して国外に退去するかわりに訴追しないという条件で幕引きしようという動きがあるらしい。

言ってしまえば裏取引なのだが、結局はこれが一番いい方法なのではないかと三十一は思う。目先の復讐心にとらわれて大局を見失うと混乱が長引くだけで誰も得をしない。一時的に旧政権の要人を登用することも必要だろう。肝心なのはこの機会に民意が反映できる仕組みを作り上げることで、構成員の顔ぶれは重要ではない。きちんと機能する仕組みができれば、民意を得られない人物は最終的に政権から排除されるだろう。もちろん簡単ではない。しかしそれでも前進には違いあるまい。

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2011年3月 4日 (金)

ロンメルとモンティ

日本のニュースでは某大佐の動向をあまり報じなくなってきたので CNN とか見て情報を集める今日このごろ。

ニュースを見ているとベンガジとかトリポリとかトブルクとか、そういう地名が頻繁にあらわれるので思わずロンメルとモントゴメリーを思い出したりして。

ロンメルとモントゴメリーのアナロジーで考えると、東部をおさえた反政府派がモントゴメリーで、主に西部を確保している大佐どのがロンメルということになるのかな。実際に勝ったのはモントゴメリーだけど。そんな例えはともかくとして、東部に拠点を築いた反政府派は暫定政府を組織して本格的に大佐と対決する形成だ。これはいよいよ内戦かな。承認された政府とまではいかないまでも、他国から「交戦団体」と認知される可能性は充分にあるだろう。そうなるといろんな場面で戦争法規が適用されることになる。果たしてこれはどっちに有利に働くだろうか。

この内戦(と言ってしまっていいだろう)の行方を決めるのは、ひとつは大佐の資金源だろう。大佐はアラブ系でなくアフリカ系の兵士を主力にしているらしいが、こういった外部から輸入してきた兵士はカネの切れ目が縁の切れ目になる。いつまでカネが続くかどうかだ。カネが続かなくなったらその瞬間に大佐は見捨てられるだろう。また、絶対的な兵力に劣る大佐側は空軍力に頼る部分が大きいが、カネ食い虫の空軍を維持するにはやはりカネがいる。

いっぽうの反政府側にとっては、これまで大佐を支えてきた軍からいかに人材を取り込むかがカギだろう。戦争という事業を遂行するためにはやはり専門教育をうけた軍人が必要だ。大きな目標のためにはこれまでの行きがかりを捨てる覚悟が必要になる。

イラクとアフガニスタンで泥沼にはまっているアメリカには介入するつもりはないだろう。個人的にはエジプト軍が介入するのが一番てっとりばやいと思っているのだが、エジプトも今それどころじゃないからなあ。これは長引くかもしれない。

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2011年3月 1日 (火)

2011年2月の打ち上げ

今年の打ち上げ一覧はこちら

2月分をまとめておこう。

2/1 プレセツク、ロコット(Geo-IK 2) 予定軌道への投入失敗
2/6 バンデンバーグ、マイノトー(NROL-66)
2/16 クールー、アリアン5(ATV 2)
2/24 ケープカナベラル、ディスカバリー(STS-133)
2/26 プレセツク、ソユーズ2.1b(GLONASS-K)

国際宇宙ステーション向けの ATV とスペースシャトルについては先月すでに述べたのでここでは省略。なお、3月には有人のソユーズ TM-21 打ち上げが予定されている。

今月のトピックは、かねてから予期されていた新型測位衛星 GLONASS-K の打ち上げ。これまでの GLONASS-M に比べて衛星の寿命が延びているそうだ。GLONASS はロシアが最重点項目のひとつとして復活をはかっている測位システムで、アメリカの GPS に対抗するものだ。GPS の牙城を覆す、とまでは行くまいが、少なくとも選択肢が増えることで、GPS側にしてみればこれまでのような殿様商売はむずかしくなるだろう。

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