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2012年1月17日 (火)

今年もあと1月を切りました

ディヴィジョナルプレイオフもすでに終わり、いよいよ来週はスーパーボウル進出チームを決めるカンファレンスチャンピオンシップとなる。わがデンヴァーは、一回戦にあたるワイルドカードプレイオフでは延長のすえどうにかピッツバーグを破ったものの、次のディヴィジョナルプレイオフではニューイングランドに完敗し、2011年シーズンを終えた。

ま、最初から勝てるとは思っていなかったけどね。そもそもプレイオフに進んだこと自体も想定外だ。個人的には今シーズンはプレイオフに進むべきではなかったと思っている。下手にプレイオフに進んでしまっただけに、うっかり QB Tim Tebow を切れなくなってしまった。
とにかく、見ていて危なっかしくてしかたがない。何より気になるのがモーションの大きさだ。思いっきりふりかぶって「よっこらしょ」という感じで投げている。相手のディフェンダーからすればこんなに狙いやすい QB はいないだろう。その欠点を補っていたのがモビリティ、つまり自分で走る能力だが、その攻略方法もニューイングランドが示してしまった。もともと Tebow のオフェンススタイルはプロではめったに使われないカレッジスタイルのオプションプレイが主で、相手に準備がなかったときには通用したが、ニューイングランドは両側から QB をコンテインする形で Tebow をポケットに封じ込めてしまった。解説の松本直人氏が指摘していたことだが、カレッジスタイルのオプションプレイをやってくる Tebow に対して、ニューイングランド側ではやはりカレッジスタイルのディフェンスをプロレベルでやってのけたということになろう。
これから 2012年シーズンが始まるまでの半年あまりのあいだで、なんらかの対策がうてるかどうかがカギになるだろうが、こうしたクセはなかなか直らない。今年はロックアウトはないのでみっちり指導できるはずだが、果たしてどこまで改善されるやら。

負けてしまったデンヴァーは置いておいて、勝ち残った顔ぶれをみると NFC は NY ジャイアンツ at サンフランシスコ。NY はトップシードのグリーンベイを破ってのチャンピオンシップ進出だが、レギュラーシーズンの成績からはサンフランシスコに及ばない。ただ NY のオフェンスは調子がいいようなので、勢いにのればアップセットもあり得る。
いっぽうの AFC は堅く1・2位シードが勝ち上がってボルチモア at ニューイングランド。上位シードのニューイングランドのほうが分があるだろうが、それほど差は大きくない。時間のコントロールがひとつのカギになるだろう。
いずれにせよ、これまでのプレイオフの試合では「ミスをしたほうが負ける」ということを改めて思い知らされた。一発勝負のプレイオフではちょっとしたミスが命取りになる。精神論は好きではないが集中力が重要だ。

勝ち残ったチームがプレイオフを戦っているあいだに、プレイオフに進めなかったチームのあいだではコーチ陣の交代が進んでいる。
シーズン中を含めて、ヘッドコーチがクビになったのはジャクソンヴィル、カンサシシティ、マイアミ、セントルイス、タンパベイ、オークランドの6チーム。バッファローの Chan Gailey、インディアナポリスの Jim Caldwell、ワシントンの Mike Shanahan は危ういところだったがとりあえずは翌年のチャンスをもらえたようだ。
さて6チームのうち3チームは新ヘッドコーチが決まっている。いずれも復帰組で、まずジャクソンヴィルは現アトランタ攻撃コーディネーター(2004-2005 バッファローのヘッドコーチ)の Mike Mularkey。ヘッドコーチとしてはあまり成功したひととは言えないが、攻撃コーディネーターとしては高く評価されている。
カンサスシティは内部昇格となる。守備コーディネーターで、前任者がシーズン途中で解任されたあとの暫定ヘッドコーチをつとめた Romeo Crennel だ。2005年から 2008年まで4年間、クリーブランドのヘッドコーチを経験しているが、勝ち星がのびないままその座を去った。もともとはニューイングランドの守備コーディネーターとしてスーパーボウル三度制覇を経験している。
セントルイスは、マイアミとの争奪戦のすえに浪人組の目玉、Jeff Fisher の獲得に成功した。いうまでもなく、テネシーのヘッドコーチを16シーズンあまりつとめたベテランコーチである。もともと LB としてプレイした経験もあるくらいで守備畑のひとだが、ヘッドコーチとしての手腕は証明済み。
Jeff Fisher に振られたマイアミと、タンパベイ、オークランドはまだ次のコーチが決まっておらず、それぞれ何人かの候補者にインタビューしているところ。興味深いのは、タンパベイが Marty Schottenheimer にインタビューしたという報道。はじめこれを聞いたとき、三十一は NY ジェッツの攻撃コーディネーターだった息子のほうかと思ったが、息子はコーディネーターとしてあまり評判がいいほうじゃないので、これはひょっとしたら親父のほうかもしれないと思ってみたら案の定であった。
報じられているところによると、複数のチームがわがデンバーの攻撃コーディネーター Mike McCoy にインタビューしているらしく、またもやコーディネーターが引き抜かれるのかと戦々恐々としている今日このごろ。

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