« 2012年1月 | トップページ | 2012年3月 »

2012年2月29日 (水)

「清盛以前」


某大河ドラマに合わせて再刊されたものだと思うが、そんなこととは関係なく面白そうだったので買った本。

平氏が武士としてまず勇名を馳せたのは、平将門の乱平定に大功があった平貞盛と言えよう。しかしそれからほぼ一世紀あまり、ほぼ3世代の間はそれほど目立つ存在ではなかった。家格としては受領を歴任する合間に都で官につきながら摂関家の爪牙として働くという立場だったろう。その一方で、のちに「伊勢平氏」と呼ばれることになることでわかるように伊勢の在地に勢力を扶植したことだろうが、この間の事情はよくわかっていない。ただし、同族の間で勢力争いを繰り広げた結果、もとは同格であった平氏一門が貞盛流の被官として組織されていったという結果が見えている。
こうした平氏が再び表舞台に現れるのは平正盛の時代、時の最高権力者である白河院の恩顧を得て当時乱妨をきわめていた源義親の追討に起用され、これに成功したときを画期とする。これから次の忠盛にいたるまで、平氏主流は白河院・鳥羽院と続く上皇に密着して上昇してきた。清盛の父忠盛は、武士としては前代未聞の公卿(三位)まであと一歩というところにまで上り詰めていたのだ。
忠盛が世を去ってから「武者の世」の幕開けとなる保元の乱までわずかに3年。「清盛以前」に築き上げられてきた土台の上に乗って、働き盛りの平清盛は一気に飛躍を遂げる。

なお、昔から根強い「清盛落胤説」について著者は、もちろん明証はないものの状況から「ほぼ確実」と判断している。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年2月22日 (水)

未来は何色

スーパーボウルが終わってしばらく抜け殻のようになっていた上、めんどくさい仕事が連続して降って来てそれに追われる日々が続き、ずいぶん更新があいてしまった。そのめんどくさい仕事も今日で一段落してようやく一息つけたので久々に更新してみる。

この間にわが桜興産の雇われ社長は世論の集中砲火を受けて火だるまになっていた。重箱の隅をつつくような質問をするほうもするほうだが、それをつっぱねることもできない大臣も大臣だ。そもそもが衆議院5期、参議院3期目で71歳というベテラン議員でありながらこれまで入閣経験がなかったというのはそれだけ政界で存在感がなかったということだろう。女房の存在感が強すぎるのかもしれないが、そういう影の薄い人物にこの時期の防衛大臣をまかせる現政権の感覚が解せない。それとももう普天間の解決を諦めたということかな。現実問題として、知事と市長がそろって辺野古への移設に反対している現状では打開の見込みはない。普天間基地をかかえる宜野湾市の面々はどう感じているだろうか。

普天間問題を放置して野田政権が邁進するのが消費税増税だ。もともと三十一は社会保障の財源確保と財政安定のためには負担増もやむなしと考えていたので、総論としては賛成である。消費税を上げるならまず公務員を減らせとか給料を下げろという意見を言う人が多いが、三十一はそれには与しない。そもそもが次元の違う話だし、公務員削減くらいでは今後必要となる財源にはまったく見合わない。むしろ三十一は公務員が増えてもいいからもっと働けと言いたい。給料に見合った仕事をしてくれるなら文句はないし、仕事に見合った給料なら払ってもいい。今後、社会保障などの公共サービスを提供するにあたって公務員もしくはそれに準ずる仕事に従事するひとびとの役割は大きくなるだろう。それ自体がまた産業と雇用を生む。税金をきっかけとしてカネが回り始めれば言うことはない。三十一としてはこれはかなり切実な願望であり要望であり希望だ。なぜならそれほど遠くない将来にこうした公共サービスを受ける側にまわることになるだろうからだ。

でもとりあえずいま一番望んでいるのは、入会資格が得られるようになるまでJR東日本が「大人の休日倶楽部」を存続させてくれることだ。あとン年。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年2月 7日 (火)

2011年オワタ

今日の第46回スーパーボウル Super Bowl XLVI で、2011年シーズンが終わった。
2007年と同じ組み合わせの試合だが、結果も同じく NY ジャイアンツがわずかに上回って勝利した。ニューイングランドにも、充分勝つチャンスはあったと思う。ゲーム中盤には流れを支配していた時間帯もあった。しかし、ゲーム開始当初と、そして何よりゲーム終盤で時間をコントロールして、最終的に時計がゼロを指す直前になって得点で上回ることができたために、結果としてゲームそのものを勝ち取ることができた。

2011年の主な個人タイトルも確定した。
MVP: Aaron Rodgers, Green Bay, QB
最優秀攻撃選手: Drew Brees, New Orleans, QB
最優秀守備選手: Terrel Suggs, Baltimore, LB
最優秀攻撃新人: Cam Newton, Carolina, QB
最優秀守備新人: Von Miller, Denver, LB
最優秀ヘッドコーチ: Jim Harbaugh, San Francisco

ラン(ヤード): Maurice Jones-Drew, Jacksonville, RB (1606)
パス(レーティング): Aaron Rodgers, Green Bay, QB (122.5)
パス(ヤード): Drew Brees, New Orleans, QB (5476)
レシーブ(ヤード): Calvin Johnson, Detroit, WR (1681)
レシーブ(回数): Wes Welker, New England, WR (122)
タックル: London Fletcher, Washington, LB (166)
サック: Jared Allen, Minnesota, DE (22.0)
インターセプト: Kyle Arrington, NE / Eric Weddle, SD / Charles Woodson, GB (7)

さすがにこの時期になると来年のヘッドコーチも固まっている。

Indianapolis Colts / Jim Caldwell -> Chuck Pagano (Baltimore DC)
Jacksonville Jaguars / Jack Del Rio -> Mike Mularkey (Atlanta OC)
Kansas City Chiefs / Todd Haley -> Romeo Crennel (Kansas City DC)
Miami Dolphins / Tony Sparano -> Joe Philbin (Green Bay OC)
Oakland Raiders / Hue Jackson -> Dennis Allen (Denver DC)
St.Louis Rams / Steve Spagnuolo -> Jeff Fisher (ex. Tennessee HC)
Tampa Bay Buccaneers / Raheem Morris -> Greg Schiano (Rutgers Univ HC)

タンパベイは結局カレッジ畑の Greg Schiano を選んだ。聞いたことない名前だと思ったら、2001年以降ずっとラトガーズ大の HC をつとめていて、一番最近のプロ経験は 2000年シーズンの Miami DC だそうな。覚えてるわけない。

さて、守備コーディネータ (DC) の Dennis Allen を Oakland の HC に引き抜かれたわがデンヴァーが後任に選んだのは Jack Del Rio であった。言うまでもなく、2011年シーズン途中まで Jacksonville の HC をつとめていた人だが、もともとは LB として鳴らした選手で、守備畑である。HC の John Fox がかつて初めて Carolina の HC に就任した年に、その下で DC をつとめていたのが Jack Del Rio だった。
かつてスーパーを連覇したときのわがデンバーの痕跡はほぼもう残っていないが、それも勝つためには避けられない痛みだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年2月 3日 (金)

2012年1月の打ち上げ

先月の打ち上げは4件。
年の初めだからというわけではないだろうが、ほぼすべてが政府調達で商用打ち上げはピギーバックペイロードの VesselSat-2 だけ。重量 63ポンドというから 30kg もない。

1/9 03.17GMT 太原/長征4B (資源-3、VesselSat-2)
1/13 00.56GMT 西昌/長征3B (風雲-2F)
1/20 00:38GMT ケープカナベラル/デルタ4 (WGS-4)
1/25 23:06GMT バイコヌール/ソユーズU (Progress M-14M)

Orbital Launch Chlonology

さて来月にはイタリアが中心に開発したヴェガ・ロケットの打ち上げが予定されている。南米ギニアのクールーからは、大型のアリアン、中型のソユーズ、小型のヴェガとかねてヨーロッパが目指していたラインナップが打ち上げられるようになる。それに比べて某国ではファミリー化といえば聞こえはいいがスタンダードタイプと増強型しかバリエーションがないわけで、M-V が残っていればというのは詮無き繰り言ではあるがもうちょっとお手頃な機体の開発を考えてもよかったのではないか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年1月 | トップページ | 2012年3月 »