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2013年5月20日 (月)

「天神」


普通に面白い。
しかしさほど意外性はない。最大公約数的な感じで佳作ではあるものの傑作とは言い難い。

この本に限ったことではないのだが、読んでいて強く思ったのは航空自衛隊に「空のロマン」を求めすぎじゃないかなあ。ちょうど今 TBS で放送している「空飛ぶ広報室」もそうだけど、「ヒコーキ大好き」が前面に出されすぎていて、本来の目的である国防が後景に隠れがちになっている気がする。

機材を調達するのにも保守するのにも、搭乗員を養成するのにも全て使われているのは国民の血税である。その中にはわずかではあっても三十一が夜も寝ないで働いて稼いだ給料から支払っている税金も含まれているのだ。君たちの「ロマン」を満足させるために税金を払ってるわけではないのだよ。もちろん現場の人間はそんなことは百も承知だろう。問題があるとすると、そういう本来の即物的な現実をないがしろにして表面的な格好よさにもっぱら焦点をあてた描写をしてしまう、伝える側の姿勢に違いない。

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