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2013年10月27日 (日)

近頃やたらと見かける妙にタイトルが長いラノベはそれだけで読む気がなくなる。

それと最近SFが少なくなって剣と魔法系のファンタジーやオカルトっぽい作品が大手を振っているのもあり、めっきりラノベを読む機会が減ってしまっている。

感想書きをすっかりサボってしまっているが、最近読んでまだ感想を書いてない本は以下のとおり。

世界の歴史7・ユダヤ教の歴史/市川裕(山川出版社)
日本の近代6・戦争・占領・講和/五百旗頭真(中公文庫)
危機の女王エリザベスII世/黒岩徹(新潮選書)
金日成/徐大粛(講談社学術文庫)
技術者たちの敗戦/前間孝則(草思社文庫)
液体燃料ロケットをDIYしてみた/あさりよしとお(学研)

好き勝手読んでるようでいてなんとなく傾向が見えるところが笑ってしまう。

あと、最近JPホーガンの「巨人」シリーズを読み返しているのだ。再読なのでここには挙げてないけど。

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2013年10月19日 (土)

さくらたん

ひさびさに作ってみた。

Img_0059s

先日ちょっと(ほんのちょっと)部屋を整理したときに発掘されたもの。たぶん10年くらい前に買ったタミヤの「桜」。
とりあえずの腕ならしには適当だろう。大戦末期の駆逐艦なので甲板はリノリウムなし、軍艦色で塗りつぶしてしまえばいいので塗装も楽なはずだと思ったのだが、いざ作業を始めてみるとかつて買い集めたはずの道具が見当たらない。ニッパーとかデザインナイフは見つかったのだが、ヤスリとか筆はどこいっちゃったんだろうなあ。かすかに「もういらない」と捨ててしまったような記憶が。

とりあえずヤスリなし、パーティションラインを削るとか接合面のすりあわせといった細かい処理は目をつぶることにする。もともとそんなに手をかけるつもりもなかったし。
週末に秋葉原の模型店で塗料やマスキングテープ、筆なんかを買い足し、およそ一週間くらいで組み上げる。拡大鏡がほしいなあ。

他にもいくつか在庫が発掘されたので、時間を見て作ろうかな。今度の週末は紙ヤスリを買ってこよう。まずいことに、道具を買うために模型屋にいくと模型そのものがほしくなってしまうこと。在庫を減らすつもりだったのになぜか増えていく。

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2013年10月15日 (火)

ひとりはみんなのために

世の中「艦これ」ブームだそうだが(秘かに気にはしている)、それを横目に三十一は最近、現代艦艇をいろいろと調べているのだ。なにせ三十一が「世界の艦船」を買い始めたのはまだ冷戦が終わる前で、もちろんそれからずっと「世界の艦船」誌を買い続けていたりするので、なんとなく新型艦艇とかは知っているつもりでいたけれど、ある日気づいてみると「え、このクラスとっくに全艦姿を消してたの!? いつのまに!」ということがよくあったので、一度ちゃんと知識を再構成しておかねばなるまいと思ったのだ。ちなみに上記の状況に該当するクラスは米海軍のスプルアンス級とか英海軍の22型フリゲイトですね。まあ22型はまだ艦齢が残っているにもかかわらず、英海軍の兵力縮小のおかげで売却の憂き目を見たのだが。

ちょうどいいことに最近こんな本が届いた。


ところでこの本はもともと6月発売だったのだが、Amazon で見つけて3月頃に予約注文したはずだったのに手元に届いたのが10月になったのはどういうことかな。よっぽどキャンセルして別の店で買おうかと思いましたよ。

それはさておき、改めて主要国の海軍の艦艇を眺めてみてちょっとびっくりしたのが我が海上自衛隊の戦力の大きさ。原子力潜水艦とか空母とか、そういった政治的な制約がある装備はともかく、純粋に正面兵力だけを比べると日本はアメリカ、中国に次いで世界で3位から5位くらいに入る兵力を運用している。3位から5位は日本、インド、ロシアあたりだろうか。イギリスとかフランスとかイタリアとかドイツとか、ヨーロッパの主要海軍国の兵力を日本と比べてみるとどれを見ても日本の半分以下、というところだろう。海上自衛隊の正面兵力は潜水艦16隻、護衛艦48隻だが、英仏独伊あたりはごくおおまかにいって潜水艦10隻以下、駆逐艦とフリゲイトを合わせて20隻程度というのが相場である。

もちろん、与えられた戦略環境が違うので一概に比較はできないが、米国主導の西側自由主義先進国の一員という立場は同じはずなのに、この差を生み出した戦略環境の違いはいったい何なんだろうと考えてみて気づいたことがある。
英仏独伊の4カ国はそれぞれ日本の半分の兵力を持っている。ということは、逆に言うと英仏独伊を合計するとだいたい日本の倍の兵力になるのだ。この4カ国はNATOの一員で、集団的安全保障体制の下で共同して行動することになる。実際、NATOでは常設合同艦隊というのを編成していて参加各国が拠出した艦艇で構成されている。艦隊の規模はそれほど大きくないのだが、普段からこうした常設部隊を運用している意義は大きい。もちろん、NATO諸国はこの4国だけではない。アメリカは除外するとしても、ある程度の艦隊を保有している国はカナダとかオランダとかスペインなどが挙げられる。

ひるがえって日本の周辺を見てみると、ヨーロッパのような合同艦隊を編成できるようなパートナーとなり得る国は見当たらない。本来であれば台湾とか韓国がこうしたパートナーになればいいのだろうが、政治的にどちらの国も日本と近い将来に同盟を組むとは思えない。つまり極東に関するかぎり日本は(アメリカが参戦するまでは)独力で対処するしかないわけで、そういう意味では日本の海上自衛隊の正面兵力がヨーロッパの半分しかないということになるなあ。怖い怖い。

さらに言うならば、ヨーロッパのような集団安全保障体制がちゃんとできれば今の半分の兵力で済ませることができるということだ。まあそんな単純な話ではないだろうが、もっと兵力を節約できるとか、効率的に運用できるとかのメリットはあるだろう。NATOの例でいくとUAVや輸送機を合同で運用している。各国がそれぞれ自前で運用するのは負担が大きいが、みんなで一緒にやればできるよね、ということだろう。

昨今話題の集団的自衛権と集団安全保障は、実は少し次元の違う話ではあるのだが、少なくとも集団的自衛権なしに集団安全保障はあり得ない。集団安全保障はある意味安上がりで効果的であると言っていいだろう。冷戦が熱戦に転化しなかったもっとも重要な要因はNATOだ。日米安保よりもNATOのほうがよほど包括的で影響力が大きかったに違いない。いちおう日本はNATOのグローバルパートナーという位置づけらしいが、NATOに加盟するかそれが無理でもNATOと何らかの協定を結ぶというのはありかもしれない。防衛力を「節約」しながら効果を高める方策としては有効だろう。そんな体制に入ってしまうとアメリカ主導の武力行使に巻き込まれる、という人がいるけれど、今回のシリア問題に際してイギリス議会はアメリカに同調しての武力行使を拒否した。米英関係は、日米同盟なんかよりもよほど緊密な同盟関係なのだが、それでもちゃんとモノが言えるのである。その裏にはイラク戦争でアメリカのいうままに戦争に参加した結果イギリスにはほとんどメリットがなかったという反省があるのだけれど。

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2013年10月 8日 (火)

防衛力の"増量"反対


もうそろそろ先月号になってしまうけれど、一番最近の「軍事研究」誌で自衛隊再編について提言が掲載されていた。分不相応な名ばかりの師団-連隊編成をやめて、身の丈に合った旅団-大隊編成に作り直せというのがその主張のひとつだ。基本的には同感である。ここから下は、その提言を参考に三十一が考えたことである。

15万人の総兵力で15個の戦略単位(9個師団、6個旅団)をまかなおうというのがそもそも無理がある。実態のある師団編成を維持しようというなら、5個師団くらいが適正規模だろう。これだと、1個師団が約2万人、3個連隊編成として1個連隊が5000人前後となって世界標準に近くなる。
ところが、現在の陸上自衛隊では全国を5個地方隊に区分してその下に2~4個の師団または旅団を配置している。実際、現在の戦略単位数は国土をまんべんなくカバーするという要求から導かれたもので、その部隊数に限られた兵力を配分した結果が現在の薄く広い配置になってしまっている。この問題の根本原因は、戦略単位を「師団」にしたことから生じている。つまり、陸上自衛隊として有効な国土防衛を果たそうとするなら、師団編成を基本にするのはもう無理なのだ。

そこで師団を解体し、かわりに各種支援職種を指揮下に包含して独立して作戦を遂行できる、それでいて戦略機動が迅速に行える規模の旅団あるいは増強連隊戦闘団をいくつか編成し、陸幕の直下もしくは即応集団下に配属する。地方では各地方隊の下に大隊を基本とする防衛部隊を置き、不意の攻撃に備え初動の対処を実施する。本格的な防御あるいは反撃は旅団の役割となり、方面隊指揮下に臨時編入されて該方面指揮官のもとで作戦する。
これはアメリカ軍のいわゆる統合司令部に範を採っている。いちおう方面総監を指揮官と想定しているが、別に指揮官を任命するという考え方もあるだろう。即応性と機動性が重要な要素になるが、それを実現するためには各部隊の完結性を高める必要がある。ひも付きでないと移動できないというのでは作戦の柔軟性を大きく損なうからだ。

これは兵力を増やすことなく防衛力を高めるためのひとつの提案だ。「防衛力を増強すべき」という提案そのものに三十一は賛成だが、それがイコール「防衛費を増やすべき」とはならない。必要なのは形を変えることで、相似形のまま拡大(あるいは縮小)することではない。実はこうした改編は多くの国で冷戦後に行なわれてきた。第二次大戦型、あるいは冷戦型の大規模兵力のぶつかり合いを前提とした組織から、紛争の規模は小さくとも即応性の高い、機動性の高い、つまりは戦略的柔軟性の高い編成へとシフトした。日本はこの流れに大きく立ち遅れている。「軍事研究」の提言の著者は、1979年のソ連によるアフガン侵攻で始まった北方重視への改編が最終的に完成したのは冷戦終結後の1991年であったことを例に出して迅速な改編を求めているが、三十一も自衛隊の腰の重さにはやきもきすることがある。例えばUAV(無人機)の導入にしても、多くの国が既製品の購入という形で戦力化しているのに対し、日本ではいまだ研究段階である。いったい何を「研究」しているのやら、おそらくは運用体系といったことを研究しているのだろうけど、それが決まらないと実機の予算がつかないというのは硬直にもほどがある。運用構想が固まったころにはもっと違った形のUAVが出てきているに違いない。これまでの運用構想にない新しい兵器だから研究が必要だという理屈なのだろうが、こういう出始めの時期には兵器自体にできることもどんどん変わっていくし、予想していなかった使い方をされることも多い。まずサンプル購入して使ってみるという発想が必要だろう。本当は10年前にそうしてほしかった。

海空自に関しても、同じような発想で戦略機動を実施しやすい編成に改編する必要がある。もっとも、海自はもともと地域密着ではなかったので基本線は変える必要はないだろう。ただ、護衛艦隊の4個護衛隊群が本当に必要かというのは検討の余地がある。
いずれにせよ、「北方重視」かあるいは「西方重視」かという議論そのものがすでに時代遅れだ、というのが三十一の率直な意見だ。重要なのは、必要な地域に必要なタイミングで必要な戦力を投入できる能力で、そういう観点で編成や装備を根本から考え直すべきだろう。

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2013年10月 1日 (火)

2013年9月の打ち上げ

9月は10件でやや多め。単に数が多いだけでなく初物が多かった。日本のイプシロンもそうだが、中国の快舟やアメリカのマイノトー5も初物になる。

1日 19:16GMT 酒泉/長征4C (遙感 x 3)
7日 03:27GMT ワロップ島/マイノトー5 (LADEE)
11日 23:23GMT プレセツク/ロコット (Gonets x 3)
14日 05:00GMT 鹿児島/イプシロン (SPRINT-A)
18日 07:04GMT ケープカナベラル/アトラス5 (AEHF-3)
23日 03:07GMT 太原/長征4C (風雲 3C)
25日 04:37GMT 酒泉/快舟 (快舟1)
25日 20:58GMT バイコヌール/ソユーズ (ソユーズ TMA-10M)
29日 16:00GMT バンデンバーグ/ファルコン9 (CASSIOPE 他)
29日 21:38GMT バイコヌール/プロトン (Astra)

この表をつくるために wikipedia を見ていたら、衛星打ち上げの他にロシアの Bulava ミサイルの試射が 6日に行われていたのを見つけた。二段目で失敗したらしいが、注目はその発射母体。"K-550 Aleksandr Nevsky" って、就役間近の Borei 級戦略原潜の2番艦じゃなかったかな。Bulava ミサイルは開発に難航していると伝えられていて、この打ち上げもミサイルそのもののテストの一環なんだろうけど、"K550 Aleksandr Nevsky" の公試も兼ねているのだろう。

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