« 半世紀前の「神の楯」 | トップページ | 2013年12月に咲いた桜と中期防 »

2013年12月10日 (火)

第三次海軍軍備充実計画

二ヶ月くらい前からぼつぼつ艦船模型の制作を再開し始めた。
気がついたら制作を待っているキットが20を超えていた。どうしよう。

元々三十一が艦船模型を制作し始めたのは小学校の真ん中くらいで、高学年に入ると毎月の小遣いを全部ウォーターラインにつぎ込んで作りまくった。もちろん塗装なしの素組みだけど、当時体得したコツは今も役に立っているようだ。
ウォーターラインガイドブックというのがあって(今でもあるようだけど)、製品リストのうち作成済みの分には印をつけていったものだ。そのころのラインナップは主要艦艇を網羅してはいたものの、現在の目から見ると「なんでこれが出てないんだろう」と思うようなものが未発売だったりしていた。今から考えると信じられないかもしれないけど、そのころ「大淀」も「夕張」も出てなかったのだ。70年代後半のことだ。
とは言え、小学生の小遣いで買える数は限られる。とりあえず同一クラスで複数のタイトルが出ている場合は、クラス単位で網羅していくことを優先した。たとえば「妙高」を作ったことがあるとしたら、「那智」「羽黒」「足柄」は後回しにして、まだ同型艦をひとつも作ったことがない別のタイトルを買うことにしていた。おかげで当時出ていた大抵のクラスは網羅した。いまのように情報が豊富ではなかったが数を作っているうちに模型の善し悪しもわかってくるもので、4社のうちタミヤの出来がよくアオシマやフジミのキットに問題が多いことが小学生の目でも明らかになった。とは言え、上述のように三十一はもっぱらクラス単位でコレクションしており、しかも同じクラスは同じ会社(例えば妙高型重巡はハセガワ)で出しているので、キットそのものに不満があっても他に選択肢がない。その不満は三十一の中でずっとわだかまっていた。

中学に入ると部活やら他の趣味やらで忙しくなって模型制作からは遠のいた。大学に入って艦船趣味は復活したが、模型にはあまり手を伸ばさなくなった。それが社会人になってしばらくして最寄り駅の商店街の片隅に模型店を発見した。いまどき珍しい模型専門店で艦船模型も比較的充実していた。半端な模型店では艦船模型は冷遇されていることが多いのだ。歩いて行ける気楽さでわりと足繁く通うようになり、またぼつぼつと模型制作を再開して道具も集め始めたのだが、その店が1年ほどで閉店してしまった。

さてそして三度目の波である。
二度目のときには艦船ばかりではなくAFVなども少し作っていたが、そのころに買った模型がいくつか未制作のまま部屋の隅に転がっていた。それが目に入るたびにいつか作ろう作ろうと思ったまま年月が経ってきたが、ずっと気になっていた「那智」のほかにタミヤの「桜」が発掘されたときに「これは軍艦色のスプレーとあと何色かあれば作れるな」と思ったのだ。このキットを完成させるのに最低限必要なのはニッパーとナイフ、接着剤にピンセット。塗装関係では軍艦色のスプレー、ビンの塗料としては軍艦色と黒と木甲板色(艦載艇)、あと筆と薄め液と塗料皿。これくらいあれば(完成度は別として)完成させることはできるだろう。その時点で全部そろっていたわけではないけれど、二・三買い足せば済むくらいにはかつての遺産が残っていた。この「二・三買い足せば」がまずかったのだ。模型店に足りない道具を買いにいくと、そこには当然模型そのものも売っているわけで、最近の艦船模型はかつての冬の時代とは桁違いの充実ぶりである。特にかつて小学生の目から見ても駄作でしかなかったキットが新金型でリニューアルされて内容が一新されたりしていると、そのころの不満がよみがえって来て「やりなおしたい」という気持ちになる。

以下は、制作を待っているキットたち。どれから作ろうか。

ピットロード 護衛艦 あきづき(初代)
童友社 イギリス海軍 アスチュート級潜水艦
ハセガワ 駆逐艦 朝霜
アオシマ 駆逐艦 初霜 1945
アオシマ ヘリコプター搭載護衛艦 ひゅうが
ピットロード 護衛艦 やまぐも
ハセガワ 航空戦艦 伊勢
ハセガワ 駆逐艦 若竹
ピットロード 護衛艦 あやなみ
アオシマ 駆逐艦 秋月
アオシマ 駆逐艦 磯風 1945
タミヤ 駆逐艦 暁
ハセガワ 駆逐艦 睦月
アオシマ 特殊潜航艇母艦 千代田
ハセガワ 航空母艦 瑞鳳
アオシマ 戦艦 山城 1942
アオシマ 重巡洋艦 利根
アオシマ 駆逐艦 子日 1933
フジミ 航空巡洋艦 最上
タミヤ イギリス海軍 巡洋戦艦フッド・E級駆逐艦
アオシマ 航空母艦 蒼龍 1941

|

« 半世紀前の「神の楯」 | トップページ | 2013年12月に咲いた桜と中期防 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/196234/58729135

この記事へのトラックバック一覧です: 第三次海軍軍備充実計画:

« 半世紀前の「神の楯」 | トップページ | 2013年12月に咲いた桜と中期防 »