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2013年12月21日 (土)

空母なのか護衛艦なのか

日本海軍が大戦中に改造した「航空戦艦」伊勢級は、結局 航空機を搭載して出撃することはなく改造に費やした資材と工数はなんら戦局に寄与することはなかった。しかしその特異な形態は戦後のモデラーの創作意欲を刺激してハセガワ模型では「伊勢」「日向」それぞれに戦艦と航空戦艦の両方のモデルを市場に出している。日本全体でみたときにこの経済効果は投資をどれくらい回収できただろうか。1パーセントもないと思うけど。

空母とも戦艦ともつかない(戦艦の要素が大きいが)伊勢級の艦名を与えられたのが「空母なのか護衛艦なのか」という議論を呼んでいる「ひゅうが級」だ。現時点で最大の排水量を誇る護衛艦は700分の1でも存在感がある。

Img_0105s

本当は一週間くらい前に模型としては完成していたんだが、仕上げにデカールを貼ってから写真を載せようと思っていた。しかし「やらなきゃやらなきゃ」と思いながらも面倒で後回しにしているうちに「もういいか」と思ってしまった。なのでこの状態でもう完成としてしまう。そのうち気が向いたらデカールを貼るかもしれないけど多分やらないだろう。

工数の大半はおそらくアイランド(艦橋)部分に費やしており、アイランドだけで「松級」駆逐艦とさほど変わらない大きさだったことがわかる。こういう比較ができるのは模型ならではだ。
しかし工作で一番苦労したのは船体に甲板を接着するところ。組み立て図を見ても現物を見ても、船体部に飛行甲板を「はめこむ」のか、それとも「乗せる」のか判然としなかった。おそらく「はめこむ」だろうと思ったのだがうまくはまらない。三十一の工作精度のせいでもあるのだが、「はめこむ」にしろ「乗せる」にしろきっちり合わないのだ。しっかり仮組みしてから接着したほうがよかったのかもしれないが、格納庫などの内部構造物を作り込んでいく仕組みになっていて、それが形を決めるガイドにもなっているのでなかなか難しい。なりが大きいからあまり目立たないけどね。
もうひとつ困ったのは、アイランドのウィング部とかマスト周りとか飛行甲板脇のキャットウォークなどに細々とした部品を接着するようになっているが、ガイドがなくて位置決めが目分量になってしまうことだ。組み立て図を見てチャフランチャーを接着する角度を決めたのだが、あとで平面図を見ると微妙に違っていた。
それと、煙突周りの黒く塗る部分のガイドが不明瞭でわかりづらい。結局「世界の艦船」の写真を見て塗りました。

細かい部品が非常に多く、上等なピンセットがほしいと思うようになりました。パーツを切断するときに失くしてしまうことはほとんどなくなったけど、接着剤をつけるためあるいは接着するためにピンセットでつかんでいるときに飛ばしてしまうことは今でもたまにあり、そうなると探すのが一苦労なのですよ。

何はともあれ、できあがってしまえばそれなりに達成感。「いずも」はこれよりさらに一回り大きいのか。
では恒例になりつつある大きさ比較。上から「ひゅうが」「こんごう」「はるさめ」。

Img_0109s

なお、三十一のサイトで模型画像を各クラスのページに載せました。画像データがないのが弱みだとずっと思っていたところだったのでね。

妙高級一等巡洋艦
松級一等駆逐艦
むらさめ級護衛艦
こんごう級護衛艦

「ひゅうが級」も近いうちに載せる予定。

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