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2014年7月10日 (木)

キミの仕事、ボクの仕事

小野寺防衛大臣が米軍の強襲揚陸艦を視察したとか。そのときのコメントからは導入に前向きな姿勢が見られた。

かつて日本が「おおすみ」型の輸送艦を整備したときには「事実上の強襲揚陸艦だ」とか騒がれていたので今になって問題にするのもよくわからないのだが、日本にアメリカ式の強襲揚陸艦が必要かというとたぶんいらないだろう。

「おおすみ」型は1998年から3隻建造され、そろそろ後継の検討を始める時期ではあるのだが、豪華装備好みの海幕が大臣になにやら吹き込んで地ならしをした、という構図が透けて見える。
アメリカ軍が持っているモノを持ちたがるというのは三自衛隊共通の悪弊だが、それが本当に必要かどうかというのは一度立ち止まって考えてみるがいいだろう。
以前の記事で「必要なのは形を変えることで、相似形のまま拡大(あるいは縮小)することではない。」と書いて、現在の自衛隊を単純に拡大または縮小するようなことをするべきではないと主張したが、同様に自衛隊を「リトル・アメリカ軍」にするようなこともするべきではない。
今後、日本が集団的自衛権を行使してアメリカと集団防衛を行うことを想定したときに、同盟の中で日本はどういう役割を果たすべきか。そういう観点から防衛力整備を考えるべきであろう。アメリカの真似をしても、所詮アメリカの亜流にしかなり得ないのは明らかである。それよりもむしろ役割を分担して棲み分けをするほうが共同作戦上の困難さも少なくなるだろうし、ずっと効率的だろう。こうした役割分担を考えたときに、強襲揚陸艦などを駆使して脅威下で渡洋侵攻を行なう両用作戦能力は当然アメリカ軍の分担になるだろう。

もちろん、災害救助などの対処のためにはある程度の輸送能力は必要だろう。三十一は「おおすみ」型輸送艦が整備された裏で中小型の輸送艦が姿を消していくことに危機感を感じていたから、少数のヘリコプター運用能力を持つ輸送艦と、多数の中小型揚陸艦を組み合わせたHI-LOミックスの輸送能力を整備すべきと考える。

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