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2014年10月18日 (土)

そうだ、福島行こう2.

ある日、朝起きて「今日は東北に行こう」と思った。
本当は陸羽東線に乗りたかったのだが、すでに日帰りが難しい時間帯になっていたので断念した。厳密に言えば日帰りできないわけではなかったのだが、三十一が(趣味で)鉄道に乗りに行くときにはひとつできるだけ守りたい「縛り」がある。それは

初めて乗車する路線はできるだけ日がある(=景色が見られる)時間帯に乗車する

というものだ。
どうしても無理な場合は、日があるうちに再乗車することを考える。つまり、夜に初乗車した区間はいわば「仮免」扱いになってしまうのだ。6月7月ならともかく、10月に入ってしまったのでタイムリミットはだいたい5時、甘く見ても5時半。6時にかかるようならカウントにならない。

というわけで、宮城県まで足を伸ばすのは無理だったので、その手前でということで磐越西線が選ばれた。東西の磐越線のうち、実は非電化区間は乗車済み。まんなかの郡山-会津若松間が未乗車として残された。電化済みでもあるし、いつでも乗れると思うから逆に残ってしまったとも言える。この区間を乗車すれば、磐越線は完乗となる。
この結果、福島県で(不通区間も含めて)未乗車なのはJRでは水郡線だけ、民鉄で福島交通、阿武隈急行、会津鉄道になる。ほんとうは会津鉄道を使って戻りたかったのだが、これも「日中ルール」にひっかかるのでできなかった。

10月12日の旅程:
上野(1106)→郡山(1218) 135B
郡山(1243)→会津若松(1354) 3233M
会津若松(1435)→新津(1710) 233D
新津(1719)→長岡(1801) 3374M
長岡(1948)→上野(2114) 1348C

上野から郡山までは1時間あまり。新幹線の利便性がありがたい。
郡山で乗り継いだのは719系の快速。
Img_3827a
東北本線からわかれてしばらくは福島中通りの盆地を行くが、やがて会津盆地への峠に向かう。この急勾配と、軸重制限が専用機であるED77を必要とした要因だったわけだ。サミットを超えて下り始めたところにスイッチバックの遺構がみえる。中山宿の旧駅だ。現在の中山宿駅は西側少し離れたところの本線上に移されている。
峠を越えて会津盆地に入ると、右手に磐梯山がそびえる。
Img_3850a
実は三十一は高校時代に林間学校で登頂していて非常に苦しかった記憶があり、素直に楽しめない複雑な感情がこみ上げてきた。
左側には猪苗代湖があるはずだが線路からはまったく見えない。まあこれも林間学校で見たのだが。磐梯熱海や猪苗代で観光客が下車していく。猪苗代駅には「郷土の偉人」野口英世を顕彰する看板があるが、野口英世のかつての「業績」の多くは現在では否定されているのを知っているだけにちょっと気恥ずかしい。
終着の会津若松駅はほぼ5年前にも来ている場所。あのころはまだ只見線がちゃんと走っていたが、途中の区間が不通になって3年以上になる。復旧はいつになるのか、そもそも復旧するのかどうか。
会津若松駅そのものは街の北のはずれにあるので、30分あまりの乗り継ぎ時間ではどこにも行けない。

この先の磐越西線はすでに乗車済みなのだが、イベント列車でほぼ満席でもあり、かろうじてロングシートの片隅に席を得ることができたがとてもゆっくり車窓をながめる状態ではなかった。いつか再乗車してみたいとおもっていたのだ。
使われる車両はキハ47の2連。うち1両は朱色一色だが、もう1両は白地に窓まわりが青、窓下に赤い線のアクセント。
Img_3881a
この先の磐越西線は阿賀川にそって下っていくが、川は右になったり左になったりと一定せず、特にどちらが多いというわけではなさそうだ。なんとなく、左側のほうが景色がよかったような気がするので左にすわるが、それぞれ良さがあるようなので往復逆向きに座るのがベストだろう。ヒマがあれば是非お試しあれ。
阿賀川は会津盆地に端を発して日本海に注ぐ川で、新潟県に入ってからは阿賀野川と呼ばれ新潟水俣病が流域に発生したことで有名だが、それはともかく県境を通じて川が流れているわけで、つまり県境が分水嶺になっていないということを示している。線路の上り下りだけでは県境がどこかわからない。
ダムによる細長い人工湖と渓谷が交互に現れる光景は、日本の河川としてはありふれた風景といえよう。人工湖に漕艇場が設けられていてカヌーの姿がみうけられるのが強いていえば珍しい。
馬下を過ぎたあたりで急に景色が開けて新潟平野にやってくる。五泉駅では蒲原鉄道線の遺跡でも見つからないかと思って目をこらしてみたが見つけられなかった。
終着の新津着。切符を買ってあるのはここまでで、その先は細かく決めていない。上越新幹線で東京に戻ることは決まっているのだが、新潟から乗るか長岡から乗るがは白紙だった。結局選んだのは長岡。この区間はいずれも乗車済みだが、新津-長岡間は「トワイライトエクスプレス」で真夜中に通過した経験しかなかったからだ。しかし、485系で運転される快速「くびき野」が新津を出てしばらく走るともう周囲はまっくら。あまり意味がなかったなあ。

長岡に着いて案内地図を見てみると「山本五十六博物館」とかあって食指が動いたが時間的に無理なのであきらめる。駅前をうろうろしたあげく駅ビルのファミレスで食事をして新幹線で帰京。

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