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2014年10月23日 (木)

1都1道2府42県

現時点までで、三十一が足を踏みいれたことがない都道府県は陸続きでない沖縄県を除くと愛媛県だけになっていた。そもそも四国島に初めてわたったのは2年半前で、しかも日帰りだった。その一日で4県中3県をまわってきたのはそれはそれで酷い強行軍ではあるのだが。

四国に行くことを考え始めて、使えるキップがないかしらべてみると「四国フリーきっぷ」「四国グリーン紀行」というフリーきっぷがあることがわかった。いずれもJR四国全線乗り放題、特急列車にも乗車可能ということは同じだが、「フリーきっぷ」は通用期間3日で16000円、いっぽう「グリーン紀行」は通用期間4日で20000円。これだけでも「グリーン」のほうが割安だし、その上特急グリーン車に追加料金なしで乗車可能となると、「グリーン」を選ばない理由がない。
このほかに「バースデイきっぷ」というのがあって、さらに割安ではあるのだが使用可能な期間が限られる。

「グリーン紀行」の通用期間を最大限活用するために、初日は移動にあてることにする。当初の計画では新幹線と瀬戸大橋線を乗りついで高松に入るつもりだった。しかし調べてみると高松にちょうどいいホテルがとれなかった。だいたい高松は連絡船と接続するために港に国鉄の駅が作られ、繁華街とは少し離れているのだ。そこでホテルを岡山で探すことにしたら、あっさり見つかった。

昼過ぎの「のぞみ」で岡山へ。駅直近のホテルに入る。翌朝は少しゆっくり目に出て、マリンライナーで高松へ。
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このマリンライナーは2階建てのグリーン車を奢ることにする。このあたり、2年半前とほとんど同じ行程だ。高松駅で「グリーン紀行」を入手し、ついでに松山までの指定券を頼む。今夜の宿は松山だ。高松から予讃線で松山に向かう特急「いしづち」は、岡山からやってくる「しおかぜ」と宇多津で併合されるが、付属編成側になる「いしづち」にはグリーン車は連結されていない。宇多津で席を移るということもできたのだが、それも面倒なので松山まで普通車指定席をとってもらう。グリーン車の快適さを知った今なら、席替えが面倒でもグリーンにしただろう。

発車まで少し時間があったので、2年半前は時間が遅くて入れなかった高松城跡に入ってみる。入場料200円。高松城は海に隣接しており、本丸のまわりにも水堀がはりめぐらされている。これは天守跡から海の方向をみたところ。
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発車が昼直前なので駅弁を買って列車に乗り込むんだのだが、これが「アンパンマン列車」なのだ。まあ乗ってしまえば同じか、と思ったが車内アナウンスまで「アンパンマン」でちょっとうんざり。ただ、この写真の眼目は実は車掌。顔が識別できる写真もあったのだが、さすがにまずいだろうと考えて掲載は見送った。ごめんね。
Img_4164a
指定席車は編成の先頭で前がよく見える。もっとも、宇多津では「しおかぜ」の後方に連結されてしまうので、前が見えるのはほんの20分でしかない。宇多津では連結併合が頻繁に行われているが、実際に列車に乗車した状態で作業を目撃するのははじめてだ。前方のホームに停車している「しおかぜ」に徐行で接近しているときに突然気づいた。これディーゼルだ。松山までは電化済みなので電車だと思っていたが、言われてみればエンジン音がしてたわ。運用の都合なんだろうが、2000系はすでに前回乗車済みなので、今回は8000系に乗ってみたかったなあ。

観音寺をすぎるとそろそろ県境。このあたりでは線路はほぼ海沿いだし、何かランドマークはあるんだろうかと思っていたら、ちょっとした尾根が海岸線にまで突き出していたのできっとこれが県境なんだろう。かくして三十一は最後に残された愛媛県に進出し、沖縄を除く全国を制覇した。

今治もすぎてそろそろ松山も近くなってきたころになって考える。予定だと2時すぎには松山駅に到着する。そのままホテルに入るには少し早い。なんとなく、伊予鉄道の路面電車にでも乗ってみようかと思っていたのだが、この時間帯を使ってこの先「山線」と「海線」に別れている予讃線を踏破しようと思いついた。このように「新線」「旧線」に別れた区間というのはところどころにあるが、どちらかを選べばどちらかが残ってしまいがちになる。この区間も「旧線」である「海線」は半分あきらめていたのだが、往復する際に別ルートを通るようにすればいい。せっかくフリーきっぷをもっていることだし。

というわけで、いま乗っている「いしづち/しおかぜ」に接続する「宇和海」で伊予大洲まで行き、海線経由の普通列車で戻ってくれば5時過ぎというちょうどいい時間帯で松山に戻ってこられることがわかったので、この計画を実行する。

窓口で指定をとってる時間がなかったので、「宇和海」の自由席に乗り込む。内子経由の山線を通って伊予大洲へ。この区間、初めて乗ったはずなのに何か既視感があるのは、ビコムの車窓展望で見てたからだった。実際に既視でした。
時間帯的に折り返しの普通列車は帰宅する高校生でいっぱいかな、と覚悟していたのだが意外にすいていた。それよりも気になったのは運転士が研修中で、隣に立つ指導運転士からいろいろ指導されながら運転していた。どうも停止位置にうまくとめられないようで、駅にとまるたびに「今回はよかった」とか「今回はちょっと」とか会話していた。言っておくけど別に批判してるわけじゃないよ。一人前になるためには避けて通れない過程だ。

伊予大洲から伊予長浜までは肱川沿いに走る。霧が川面をさかのぼることで知られていて、テレビで見たことがある橋が見える。伊予長浜からは海沿いになって、途中の下灘は「海に一番近い駅」とか言われているけれど、個人的には「長崎本線の旧線」とか「五能線」とか「信越本線の青海川駅」とか「根室本線の尺別付近」とかのほうが「海に近い」と感じたなあ。そういや、この沖にDASH島があるはずだけど、とても見えない。なにはともあれ、予讃線旧線も踏破して松山に戻ってきた。

いったんホテルにチェックインして、夕食をとりに出ようと思ったのだが駅前にはあまり店がない。路面電車に乗って、あてずっぽうに大街道で降りてみる。地元民について大街道商店街を歩いてみたがなかなか決め手がなく、さらに銀天街に入って歩きつづけたところ、最終的に伊予鉄道の松山市駅にまでたどりついていた。駅併設の高島屋で食事をとり、松山市駅から再度路面電車に乗ってJR松山駅まで戻る。

10月20日の旅程:
東京(1410)→岡山(1730) 39A

10月21日の旅程:
岡山(0932)→高松(1027) 3117M
高松(1150)→松山(1413) 1009D~9D
松山(1428)→伊予大洲(1503) 1067D
伊予大洲(1534)→松山(1710) 4924D
JR松山駅前→大街道 伊予鉄道市内軌道線
松山市駅→JR松山駅前 伊予鉄道市内軌道線

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コメント

東京の京急電鉄と相模鉄道ではアンパンマン列車を走らせず、代わりに京急・相鉄では美少女戦士セーラームーン、京急ではフレッシュ・ハートキャッチ・スイート・スマイル・ドキドキ・ハピネスチャージ・GO!プリンセスの各プリキュアの描かれた電車を走らせるそうで、該当する編成の車内放送の声もセーラームーンの声になるそうです(京阪と富士急との間での機関車のトーマスの対決はあるがアンパンマンの対決は無く、1994年と1995年に京王帝都電鉄(現・京王電鉄、四国でも高松琴平伝鉄には京王・京急、伊予鉄道には京王出身の車両もいるが、この当時の京王線はラッシュ時以外に春と秋の休日にも連結と切り離しが頻繁に行われていたが、京急では今もしている)で分割や連結が一番多く行われた8000系や6000系(京王8000系は6両と4両、京王6000系は3両と5両、または8両と2両がそれぞれ分割・連結を行っていた)でセーラームーンエクスプレスを走らせていたが、京急や相鉄がアンパンマン列車を走らせる予定はない)。
理由として、アンパンマンの作者のやなせたかしさんがなくなられたとかでアンパンマンの人気が落ち込んでいることと、アンパンマンのアニメで「顔がぬれて力が」というシーンがかつて横須賀市内で脱線事故に遭遇し、その後廃車されてしまった京急1500形電車やかつて相鉄湘南台駅で衝突事故に遭遇し、その後廃車されてしまった相鉄8000系電車を連想させて不吉・不適切なことと、京急沿線にはアンパンマンがきらいでセーラームーンやプリキュア、相鉄沿線にはアンパンマンがきらいでセーラームーンが好きな人が多いためです。

投稿: まいんど | 2015年2月19日 (木) 23時11分

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