« 「ながら族」って言葉はまだあるのかな | トップページ | スキー場めぐり »

2015年2月28日 (土)

ぽかぽか鉄道みはらし駅


このマンガに出てくる「ぽかぽか鉄道みはらし駅」というのが篠ノ井線姨捨駅をモデルにしているのは鉄分豊富な人ならすぐ気づくことだろう。

三十一も篠ノ井線にはすでに乗ったことがある。しかしほとんど記憶がない。なにしろ30年以上前のことだったからなあ。中学生のころだ。
こうした「遙か以前に一度乗ったことはあるけれど憶えていない」路線というのがいくつかあって、そういう路線はできるだけ乗り直したいと思っている。しかし「まだ乗ったことがない」路線に比べるとやはり優先順位は低くなってしまう。もしついでがあるなら考慮する、というのがせいぜいだ。というわけで今回もついでなのである。何のついでなのかはまたいずれ。

この週末は久しぶりに土日とも空いたので前日の金曜日に「週末パス」を手に入れて準備していた。一抹の不安は金曜の夜が当番だったこと。それでも仮に呼び出しをくらったとしても土曜の朝には解放されるはずなので当初の予定は狂うかもしれないけれど「週末パス」がまったく無駄になることはあるまいと踏んだ。そうしたら案の定呼び出されましたよ。一時は朝までやることになるかと思ったが幸いなことに真夜中過ぎに解放された。前日に準備するつもりだったのができなかったけど。

なにはともあれ、朝というか昼前に家を出てまず長野に向かう。長野新幹線には何度も乗ったことがあるが、適当な時間に E7系の列車があったらそれに乗ろうと狙って「みどりの窓口」で時刻表を調べてみるとちょうど次の「あさま」がE7系だった。
上野からE7系の「あさま」に乗り込む。おお、F1編成だ。シートはE5系のバケット感に比べるとやや物足りないか。はじめ何気なく座って一瞬違和感を感じた。ヘッドレストの高さを調整するのが前提なのね。背中にヘッドレストが当たってびっくりしたよ。
北陸新幹線はトンネルも多いし車窓はそれほど新味がない。それでも季節柄列車が進むにつれて白い物が目立ってくる。碓氷峠を越えて軽井沢に着くと雪に覆われた浅間山がのしかかるように迫る。よく見ると平地でも木の陰に雪が残っているのが見える。実は三十一にとって冬季のしかも雪国の鉄道旅行は珍しい。今回もちょっと悩んだのだがダイヤ改正後になると混んだりするかもしれないと考えてこの時期に決行することにしたのだ。せっかく冬に決行するのだから、これで「冬でも行けそう」とわかれば今後計画を立てるときに参考になるだろう。長野着。
Img_4834s
長野駅自体は以前来たときとそれほど変わらないが、駅前は盛大に工事中。今回は時間がないので断念したが長野電鉄の駅に行ってみる。当番がなければ朝から出て湯田中まで往復できたかもしれないのになあ。

長野から篠ノ井線で松本へ向かう。ほぼ同じ時間帯に特急もあったのだが、当然普通列車を選ぶ。特急はスイッチバックを通過してしまうのだ。時間があったので余裕こいていたらもうかなり混雑していた。E127系2両編成のワンマン運転だ。ワンマン運転なので車掌室があいている。運転台は施錠されているが進行方向左側のスペースには入れる。篠ノ井駅まで来たところでもう席はあかないと踏んでこのスペースに入り込む。後ろに流れていく線路と左側の景色を眺めていると、はるか彼方に雪をかぶった山が見えた。戸隠連峰だろうか。稲荷山駅を出ると急勾配になる。スイッチバックの桑ノ原信号場を通過し、さらに登るとみはらし駅、もとい姨捨駅だ。車掌室から見ているので線路配置がよくわかる。いったん引き込み線に入り、逆行し始めると客席のほうから「あれ何で?」という声が聞こえた。さっき放送で説明してたやん。聞いてなかったんだろうな。本線を横切って駅構内に入っていく。ここでしばらく停車するということなので、車掌扉の窓をおろして写真を撮った。
Img_4848s
これで日本三大車窓は全部制覇した。細かいことをいうともうずいぶん前に制覇していたのだが、なにしろ姨捨は記憶になかったので。
駅の近く、善光寺平を見下ろすところのまるで突き出た岬のような突出部にぽつりと一軒家が建っていた。うーむ、あの家は景色いいだろうなあ。でも高所恐怖症の人には無理だなあ。集中豪雨にあっても上から土砂が降ってくる心配はないだろうが、足元の地面がいきなり流されることは心配じゃないのかな。
姨捨を出るとやがてトンネルに入って長野盆地に別れを告げる。西条を出ると新線に切りかわった区間となり長いトンネルに入るが、これがあからさまに複線サイズのトンネルに単線の線路が敷かれている。なんとももったいないなあ。トンネルを出たところの明科駅から次の田沢駅までが複線になっているだけにね。複線にしても運転数を増やすほどの需要がない、ということだろうか。松本駅手前で大糸線と合流するはずだけど、なかなか見当たらない。と思っていたら道路橋の陰から突然現れた。松本までの間、完全に並行しているのだが北松本駅は大糸線のほうにしかない。

松本駅に到着。今夜は松本泊だが、このままチェックインするか、それとも松本交通を往復してからチェックインするか、あるいはいったんチェックインしてから松本交通に乗るかという選択肢を天秤にかける。判断のためには現地で松本交通のダイヤを見る必要がある。結論としてはまず松本交通を往復することにした。
松本駅をいったん降りて松本交通線の改札を探す。あれ、ないぞ。JRと松本交通の乗換通路はあったんだけど、きっぷ売り場はどこだろう。どうも松本交通の独立した改札というのはないらしい。松本交通線は起点の松本駅以外はどこにも接続していないのでこれでもいいのかもしれない。ホームに入ってきた列車にちょっと驚く。アキバの某店で見かけたことはあるけど実物は初めてだ。
京王3000系の中古車で終点の新島々駅まで30分。終点まであと2駅という波田で高校生がごっそり下車して車内は閑散とする。2両編成の列車に乗客は三十一を含めて3名。終点の新島々駅周辺には集落があるわけではなく、上高地方面にむかうバスターミナルがある。
Img_4872s

もう5時すぎなんだけどまだ明るい。明るいうちに終点までたどりつけてよかった。
三十一が旅行を計画するときには 日没時間を確認する作業が欠かせない。とても現代人とは思えない。
乗ってきた車両でまた出発駅まで引き返す。新島々駅ではゆっくり車両の写真が撮れました。
Img_4878s
Img_4883s

本日の旅程:
上野(1230+5)→長野(1402) 523E
長野(1504)→松本(1619) 2242M
松本(1645)→新島々(1715) 33レ
新島々(1724)→松本(1753) 38レ

|

« 「ながら族」って言葉はまだあるのかな | トップページ | スキー場めぐり »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/196234/61210198

この記事へのトラックバック一覧です: ぽかぽか鉄道みはらし駅:

« 「ながら族」って言葉はまだあるのかな | トップページ | スキー場めぐり »