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2015年10月24日 (土)

半島縦断

いいタイトルが思いつかなかった。

今日は強行軍。
というのも函館に泊まるつもりだったのが宿がとれずに札幌泊まりになったせいだ。おかげで一日のうち14時間乗ることになった。精神的には平気なのだが身体がもたない。
朝いち、と行きたいところだが二番目の特急で函館に向かう。あとの日程の都合でどちらでも一緒なのだ。スーツ姿のビジネスマンと思しき乗客がけっこう多いが、苫小牧、登別、東室蘭あたりでだいぶ降りてかなり空いた。東室蘭を過ぎると非電化区間に入る。ただしこのあたりは単線と複線が入り交じっている。右手に有珠山と昭和新山が見える。秘境駅として名高い小幌駅を通過。JR北海道が小幌駅の廃止を検討しているとの報道が流れていたが、地元の自治体が費用を負担して存続を要望したとか。実際、今回も通過する列車から数名の人影が見えた。駒ヶ岳を左に函館平野に降りていく。大沼から渡島大野に向かって降りて行く勾配はかなり強い下り坂だ。来年の3月から下り特急がこの勾配を登ることになるのかあ。坂を下りきったところが渡島大野になる。函館に連絡するための新幹線駅を作るとしたらここがギリギリのところだったのだな、というのがわかる。右手に並行して新幹線のホームとそのホーム全体を覆う大きな屋根。在来線のホームと駅舎もすっかり新しくなっている。駅名標の「渡島大野」だが明らかに何かの上に貼っている。何か、って予定駅名の「新函館北斗」だというのはわかりきっているのだが。

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函館に到着した「北斗」。背景は、最初の計画では今日の午前中に登るつもりだった函館山。
津軽海峡線で本州へ。青函トンネルをくぐって津軽今別(予定駅名「奥津軽いまべつ」)付近で左側に津軽線の線路が見え、やがて海峡線の高架の下に隠れていく。まっすぐ新青森に向かう北海道新幹線の高架からわかれて新中小国信号場で津軽線に合流。帳簿上はここがJR北海道と東日本の境界なのだが、運転上の境界はその2駅先の蟹田。その蟹田で三十一は下車。

蟹田でわざわざ降りたのは、これまで未乗車の津軽線末端部分を踏破するため。この区間だけが青森県のJR(もとJRを含む)で未乗車のまま残ってしまったのだ。津軽海峡線を構成する新中小国信号場までは何度も乗車しているのに、末端部分は狙って乗車しないとまず乗る機会がない。ましてや、北海道新幹線が開業して津軽線の在来線特急がなくなってしまうとますます乗りづらくなる。というわけで、今回の旅行の重要な目的のひとつにしていたのだ。今回使用した「北海道フリーきっぷ」のフリーエリアには津軽線の蟹田~中小国が含まれている。往復経路上での途中下車は許されていないが、フリーエリア内なら乗り降りは自由だ。つまり、本来の意図とは違うだろうが蟹田での途中下車は可能になる。津軽線終着の三厩までは別運賃になるがそれは問題ではない。

もう二度と来ないかもしれない蟹田駅。まっすぐ撮ってみたらまともに逆光になってしまったので斜に構えてみました。
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こちらは蟹田駅の構内。
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津軽線の電化区間は701系電車が走っているが、非電化区間は国鉄の遺産であるキハ40。停車している下り線は実はこの直前にEH500がひく貨物列車が通過していき、それが行ってしまうのを待ってホームに据えられた。新幹線開業後も、貨物列車が行き交いその間を縫って701系とディーゼルカーの普通列車が走る状態は変わらないだろう。変わるのはそこから「白鳥」が引き算されること。789系はどこに行くのかな。「函館ライナー」には使われないようなので、改造して「スーパーカムイ」に使われるのかな。

閑話休題。
蟹田から終点の三厩までは約40分。まずは今来た道を戻って中小国、そして新中小国信号場。ここからが初乗車区間になる。海峡線から別れると(本来は「海峡線が津軽線から別れると」なのだが)すぐに北海道新幹線の高架をくぐって大平(おおだい)駅。ここからしばらく山越えになる。海峡線がトンネルで一気に抜けてしまう山を15分近くかけて越えると、津軽二股駅。この駅は海峡線の津軽今別と並んでいながら別駅扱いになっていることで知られている。津軽今別はさらに新幹線駅「奥津軽いまべつ」に格上げされることが決まっていて工事の真っ最中。今別駅で海岸線沿いに出る。正面にかすんで見えるのは北海道らしい。というのは、右手の岬の向こうに下北半島らしき影が見えたのであっちが北海道なのだろう。

緯度で言えば大湊線の下北駅のほうが北にあるのだが、津軽線最北端にして終着駅の三厩。
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折り返しの列車は青森まで行く。時間帯的に高校生が沢山乗ってくるだろうと覚悟していたのだが、思ったほど多くはなかった。大挙して乗ってきたのは終点のひとつ前の油川駅。青森から新青森に向かう列車は30分待ち。だが構内には時間を潰すような施設がない。改札を出ればあるのだろうが、何しろ途中下車が許されないのでね。途中下車できないのであれば構内で時間をつぶせるようにしてほしいなあ。繰り返しになるが、この「途中下車不可」という制限に何の意味があるのかさっぱりわからない。

ひと駅乗って新青森へ。新青森では「みどりの窓口」が改札の外にしかない。ここに来るまでに事前に特急券を買っておかなくてはいけないのかい? 実際には言えば出してくれたけどさ。
結果として最速の「はやぶさ」(新青森~東京 2時間59分)で帰京。

本日の旅程:
札幌(0730)→函館(1113) 5004D
函館(1204)→蟹田(1344) 4024M
蟹田(1419)→三厩(1500) 337D
三厩(1519)→青森(1653) 340D
青森(1729)→新青森(1734) 674M
新青森(1824)→東京(2123) 34B

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