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2016年5月 7日 (土)

2016年4月の打ち上げ

4月は5件。まあ平常運転というところか。ロシア1, アメリカ1, 中国1, ヨーロッパ1, インド1 と横並び。

5日 17.38.04GMT 酒泉 / 長征2D (資源10)
8日 20.43.31GMT ケープ・カナベラル / ファルコン 9 (CRS-8, BEAM)
25日 21.02.13GMT クールー / ソユーズ (Sentinel 1B 他)
28日 02.01.21GMT ヴォストーチヌイ / ソユーズ (MVL-300)
28日 07.20.00GMT スリハリコタ / PSLV (IRNSS-1G)

Orbital Launch Chronology

今月の最大のトピックは、ロシアのヴォストーチヌイ・コスモドロームからの初打ち上げ。極東にロシアが打ち上げ基地を建設しているというニュースはかねてから伝えられていたが、ついに稼働を開始した。すべての施設が完成するのはまだ少し先ということだが、本格的に稼働を始めれば現在はバイコヌールから打ち上げられているロケットの多くが移ってくるだろう。有人飛行もいずれはヴォストーチヌイへの移転が計画されている。
ロシアの現有の打ち上げ基地はバイコヌールとプレセツクのふたつ。うち商用と有人がもっぱらバイコヌールで、軍用を含む政府調達衛星の多くがプレセツクから打ち上げられている。バイコヌールはカザフスタン領内にあり、ロシア政府は毎年カザフスタンに多額の支払いをしている。建設当時は同じソ連領内だったので問題なかったのだが、ソ連崩壊にともなう連邦構成国の独立によりロシア国外になってしまった。いまのところロシアとカザフスタンの外交関係は良好だが、将来的にはどうなるかわからない。ロシア国内にバイコヌールに代わる打ち上げ基地の建設が計画された。その結果がヴォストーチヌイである。ちなみにプレセツクはロシア領内だが緯度が高く、国際宇宙ステーションや静止軌道といった傾斜角の小さい軌道に打ち上げるには向かない。

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