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2016年6月28日 (火)

2016年7月の桜

7月1日付の異動が公表されている。将の勇退・昇任は陸5、海2、空2。そこそこ規模の大きな異動だと言っていいだろう。

今回の異動では、三十一の予想がいかにあてにならないかを思い知らされた。
まず、三十一が次期統幕長と予想した岩田陸幕長が勇退した。
次に、三十一が次期海幕長と予想した池田呉総監が勇退した。

次期海幕長については、もともと当てずっぽうだという自覚があるのでハズレを受け入れるのはそれほど難しくなかった。
しかし次期統幕長は間違いないと信じ込んでいただけに、いまちょっと混乱している状態だ。

何はともあれ、まずは今回の異動をまとめておこう。

陸将
岩田 清文  (防23)退職 < 陸幕長
岡部 俊哉  (防25)陸幕長 < 北方総監
山崎 幸二  (防27)北方総監 < 統幕副長
住田 和明  (防28)統幕副長 < 第2師団長
髙田 克樹  (防29)第2師団長 < 陸幕防衛部長(将補)

松村 五郎  (東大)退職 < 東北方総監
山之上 哲郎(防27)東北方総監 < 陸幕副長
湯浅 悟郎  (防28)陸幕副長 < 第9師団長
納冨 中    (防29)第9師団長 < 東北方幕長(将補)

赤松 雅文  (防26)退職 < 第4師団長
岩谷 要    (防28)第4師団長 < 陸幕人事部長(将補)

掛川 壽一  (防26)退職 < 第6師団長
上尾 秀樹  (防29)第6師団長 < 第15旅団長(将補)

川又 弘道  (防25)退職 < 中即団司令官
小林 茂    (防27)中即団司令官 < 防大幹事
岸川 公彦  (防28)防大幹事 < 第8師団長
本松 敬史  (防29)第8師団長 < 陸幕教訓部長(将補)

海将
池田 徳宏  (防25)退職 < 呉総監
池 太郎    (防27)呉総監 < 教空団司令官
渡邊 剛次郎(防29)教空団司令官 < 海幕防衛部長(将補)

平田 文彦  (防医4)退職 < 中央病院副長
柳田 茂樹  (防医5)中央病院副長 < 横院長(将補)

空将
吉田 浩介  (防25)退職 < 空自補本長
尾上 定正  (防26)空自補本長 < 北空方司令官
城殿 保    (防29)北空方司令官 < 空幕人教部長(将補)

平本 正法  (防25)退職 < 中空方司令官
三谷 直人  (防29)中空方司令官 < 空幕防衛部長(将補)


岩田陸幕長の勇退は予想外だったが、後任陸幕長の岡部北方総監は的中。
その下の26期生3名(鈴木中方、森山東方、小川西方)は横一線だが、むしろそのさらに下になる27期の山崎(北方)、28期の湯浅(陸幕副長)両陸将が今回も順当にポストを上げて来ており今後注目。

海では27期の池海将が呉総監にまで上がってきてトップをうかがう。

空ではトップに手が届くようなポストでの異動はなかった。

さてさて、岩田陸幕長の勇退で次期統幕長の行方は混沌としてきた。
三十一が次は岩田陸幕長と予想していたのは、河野現統幕長が海、岩崎前統幕長が空の出身で当然次は陸からという先入観があったからだ。しかしこの慣習はこれまでよほどのことがないかぎり守られてきたので、今回この慣習から外れるだろうという予測はさすがにできない。
しかし今回、岩田陸幕長の勇退で陸の現役から23期生がいなくなってしまった。24期生はすでに勇退済みなので、最先任が25期生の岡部(新)陸幕長ということになる。三自の順序を墨守するなら今回陸幕長に就任した岡部陸将が、現職の河野統幕長のあとを襲って次代の統幕長に就任ということになるのだが、河野統幕長は21期生なので4期あいだがあくことになる。統合幕僚会議議長の時代から数えても、初代の林統幕議長が10年勤めたのを例外として、3年以上勤めた例はない。もっとも、河野統幕長は2014年10月の就任で、仮に岡部陸幕長が1年つとめて統幕長に移ったとしても在職は2年9ヶ月となり、かなり長い部類には入るが例外的というほどではない。それでも、河野統幕長の在職は現時点ですでに1年半以上になるので、在職3年に届こうかという岩田陸幕長に譲るのが順当だと考えたんだけどなあ。省内上層部で三十一には伺い知ることのできない力学が働いたのかもしれない。

ちなみに期別に見ると、現在21期生は統幕長の河野海将、22期生の現役はすでになく、23期生は海幕長の武居海将、24期生は空幕長の杉山空将が残っているという状態だ。25期になると、陸では陸幕長の岡部陸将のみになっているが海では重岡自艦隊司令官と村川海幕副長の2名、空では福江総隊司令官と森本空教団司令官の2名が残っている。もし岡部陸将が1年で統幕長に移るとなると、残る25期生の幕僚長は難しくなってくる。池田(前)呉総監が次期海幕長レースから脱落したので、以前の予測の流れでいくと重岡自艦隊司令官に確定ということになるはずだが、それも怪しくなってきた。

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2016年6月 9日 (木)

「史記」修訂本

先日、調べ物をしていたら中華書局刊の「史記」点校本の修訂本が出ていることを知り、早速週末に神保町の内山書店で入手。配送も可能とのことだったが、そのまま持ち帰る。全10冊でそこそこの重さではあったが、店から駅まで、駅から自宅までのそれぞれ10分程度ならそれほど苦ではない程度の重さ。ただし、全部をまとめて紙袋で下げるのではなく一部をわけて背負ったリュックに分散させればもうちょっと楽だったかな、とも思った。結局「苦」だったんじゃん。

修訂前の版はずっと前、もういつごろだったのかもよく覚えていない頃に入手している。確か東方書店だったと思う。ちなみに東方書店と内山書店は神保町でほんの数10メートルしか離れておらず、今回も値段で内山書店を選んだけれど別にどっちでもよかった。それはさておき、旧版の「史記」はそれ以降、何年かに一度くらいの間隔で思い立っては参照するということが続いている。実は現在、その周期がたまたまやって来てその関係で調べ物をしていて修訂本にたどり着いたのだ。

下のリンクは東方書店通販サイトの商品紹介。
https://www.toho-shoten.co.jp/toho-web/search/detail?id=390373&bookType=ch

今回の修訂本の底本は旧版と同じく金陵書局本だが、異本を参照して修訂しているので多少の文字の異同があるのは当然である。この作業は旧版でも行われたはずだが、今回は校勘記が追記されている。旧版では校勘記は省略されていたが、同じく中華書局からこれ以降刊行された「史記」以降の二十四史(例えば「漢書」など)では省略されていないので、おそらくこの間に批評をうけて方針が変わったのだろう。中華書局本はいわば中国政府公認の「正本」であるから、校勘記が省略されていたことは長年の懸念であったに違いない。そうした事情のせいか、21世紀に入ってから二十四史の修訂作業が始められ、その成果の第一弾がこの「史記」ということらしい。実はもう2、3年前に出ていたのだが、三十一の周期とかみ合わなくて見逃していた。「史記」以外の史書に対する修訂作業は現在も継続中で、いまのところ「新五代史」「旧五代史」「遼史」が刊行されているがいずれも精装本(日本でいうところの豪華愛蔵版)のみでまだ平装本(普及版)は出ていない。いずれ出るはずだから待っている状態だ。

自宅でパラパラとめくって見たが、校勘記のせいか多少厚くなっている印象はあるけれども一字一句を比較したわけではないので今のところ違いはわからない。単に読むだけなら旧版でもそれほど困らないだろうけど、読むだけで満足できない自分がいるから困る。とりあえず今すぐ困るのは置き場所だ。本棚を整理しなければ。

なお中華書局刊の点校本で三十一が所持しているのは「史記」のほか「資治通鑑」、「漢書」、「後漢書」、「三国志」、「晋書」、「南史」、「北史」あたりだ。三十一の興味がどのあたりの時代にあるか、わかる人にはよくわかるラインナップになっている。

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2016年6月 2日 (木)

2016年5月の打ち上げ

一ヶ月ぶりの更新になるね。

先月は6件。アメリカ2、中国2、ロシア1、ヨーロッパ1。

06日 05.21GMT ケープカナベラル/ファルコン9 (JCSAT 14)
15日 02.43GMT 酒泉/長征 2D (遙感 30)
24日 08.48.43GMT クールー/ソユーズ (Galileo x2)
27日 21.39GMT ケープカナベラル/ファルコン9 (Thaicom 8)
29日 08.44.37GMT プレセツク/ソユーズ (GLONASS-M)
30日 03.17GMT 太原/長征 4B (資源 III-02, Nusat-1/2)

SpaceX社 のファルコン9 が月二回の打ち上げという快進撃。
ライバルの OrbitalScience 社が、2014年秋の Antares 打ち上げ失敗以来、打ち上げの実績がないのとは対照的だ。

その他はあまりトピックがないなあ。

Orbital Launch Chronology

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