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2017年1月 4日 (水)

2016年12月の打ち上げ(付・2016年の打ち上げ)

年初恒例、1年の打ち上げまとめだが、まずは先月分から。

1日 14.52GMT バイコヌール/ソユーズ (Progress MS-04) 失敗
5日 13.51GMT クールー/ヴェガ (Gokturk-1)
7日 04.54GMT スリハリコタ/PSLV (Resourcesat-2A)
7日 23.53GMT ケープカナベラル/デルタ IV (WGS-8)
9日 13.26GMT 種子島/H-IIB (HTV-6)
10日 16.11GMT 西昌/長征3B (風雲 4A)
15日 13.37GMT ケープカナベラル/ペガサス (CYGFM x 8)
18日 19.13GMT ケープカナベラル/アトラス V (Echostar 19)
20日 11.00GMT 内之浦/イプシロン (Arase)
21日 19.22GMT 酒泉/長征2D (Tansat 他)
21日 20.30GMT クールー/アリアン5 (JCSAT-15 他)
28日 03.23GMT 太原/長征2D (SuperView 他)

12月は12件。中国4、アメリカ3、日本2、ヨーロッパ2、ロシア1(失敗)。
Progress の打ち上げ失敗はソユーズロケット本体の問題ではなく、上部段になんらかの問題が起きたことが明らかになっている。しかし上部段に具体的にどんな問題があったかは判明していない。

ペガサスや、イプシロンといった久しぶりの打ち上げがあったのも先月の特徴だ。

Orbital Launch Chronology

さて昨年の打ち上げは85件だった。これはほぼ例年なみである。うち有人は5、失敗は2。

まずは国別。

1. 中国 (22, 有人1, 失敗1)
1. アメリカ (22)
3. ロシア (19, 有人4, 失敗1)
4. ヨーロッパ (9)
5. インド (7)
6. 日本 (4)
7. イスラエル (1)
7. 北朝鮮 (1)

ロシアが3位に転落した。とは言え、上位3国はほとんど差がないので横並びと言っていいだろう。それにしても、ロシアがトップの座を明け渡したのは1957年に人工衛星の打ち上げが始まって以来初めてではないだろうか。これまでのロシア6割、アメリカ3割、その他1割といった打ち上げ数の傾向が今後は変わっていくのだろう。
ひとつ注意しなければいけないのは、打ち上げ数の減少が単純に衰退を示すものではない。そもそもアメリカの打ち上げ数がロシアに及ばないのは、人工衛星の寿命が長いとか一度の打ち上げで複数の衛星を打ち上げることができる、などの理由で打ち上げ回数が少なくすんでいるという側面があった。
こうした傾向の理由はそれぞれ個別に見る必要があるだろう。中国の増加傾向は近年一貫しているが、ロシアは昨年に比べてかなり減っている。商業打ち上げが減っているのはロシアと西側諸国の関係悪化が影響しているかもしれない。アメリカの打ち上げ回数増加はベンチャーの参入によるもので、既存のメーカーが製造した機体の打ち上げは頭打ちになっている。

打ち上げ機のシリーズ別順位。

1. 長征 (22, 有人1, 失敗1)
2. ソユーズ (14, 有人4, 失敗1)
3. アトラス (8)
3. ファルコン (8)
5. アリアン (7)
5. PSLV/GSLV (7)
7. デルタ (4)
8. H-II (3)
8. プロトン (3)
10. ロコット (2)
10. VEGA (2)
12. アンタレス (1)
12. イプシロン (1)
12. ペガサス (1)
12. シャヴィット (1)
12. ウンファ (1)

長征シリーズを既存/新型のふたつにわけようかとも思ったがどこでわけるかが難しかったのでやめました。アリアンやデルタ、アトラスなども全部ひとまとめにしてるしね。
去年と比べるとプロトンが大きく減っているのが目立つ。

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