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2017年2月 2日 (木)

2017年1月の打ち上げ

先月は7件。中国2、日本2(うち失敗1)、アメリカ2、ヨーロッパ1。

5日 15:18GMT 西昌/長征3B (TJS-2)
9日 04:11GMT 酒泉/快舟 (Jilin-1 他)
14日 17:54GMT バンデンバーグ/ファルコン9 (Iridium x10)
14日 23:33GMT 内之浦/SS-520 (TRICOM-1) 失敗
21日 00:42GMT ケープカナベラル/アトラスV (GEO 3)
24日 07:44GMT 種子島/H-IIA (DSN-2)
28日 01:03GMT クールー/ソユーズ (Hispasat 36W-1)

中国の快舟 Kuaizhou の打ち上げは2年ぶり3度目。
近頃流行の、即応性の高い小型固体燃料ロケットという位置づけのようだ。つまりは日本のイプシロンのライバルということになる。むこうは日本など眼中にないだろうが。

で、日本はイプシロンよりもさらに徹底した小型ロケット SS-520 でマイクロサットの打ち上げを試みたが、一段目は正常に燃焼したもののテレメトリが届かなかったために一段目燃焼終了後、二段目には点火せずそのまま落下させることとなり、打ち上げは失敗。
重量3キロの搭載衛星はタイマーにより自動分離されたがもちろん速度が足りず太平洋上に落下した。
SS-520 自体は、日本の旧宇宙科学研究所が半世紀もの間運用してきた S シリーズ観測ロケットの発展形で、基本形はすっかり枯れた技術だ。実際、ロケット本体は問題なく動作していたらしいので、通信機能さえ正常であれば軌道投入に成功した可能性は高い。
だが、イプシロンロケットがすでにあるのに、「ありもの」の再活用ともいうべき SS-520 を使おうとした意図がよくわからない。今回の打ち上げはあくまで「デモ」で、このまま量産化するつもりではないのかもしれないが、SS-520 の地球低軌道打ち上げ能力は4キログラムで、これではマイクロサット1機を打ち上げるのがせいいっぱいだ。
マイクロサット1機を打ち上げるためにわざわざロケット1基を仕立てるような需要があるかどうか、個人的には疑問に感じる。

Orbital Launch Chronology

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