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2017年11月13日 (月)

伊豆への踊り子

10月の初めに水戸に向かうとき、常磐線の下り特急を待っているあいだに反対側のホームに常磐線では見慣れない185系の列車がやってきた。上野東京ラインの開業で運転が可能になった常磐線方面から伊豆急に直通する臨時踊り子だ。もちろん存在自体は知っていたが、全席指定なので利用することはあまり考えていなかった。しかし実際に走っているところをみてみると意外に空いているように見えた。そのとき、この臨時踊り子を使って伊豆に行く計画が生まれた。

かつて若かったころ、伊豆周辺はかなり訪れた。熱海から稲取熱川天城峠、西伊豆から石廊崎まで。熱川バナナワニ園にも2回くらい行ったかもしれない。しかしそのときの足はすべて車だった。小学生くらいのときに伊豆に行ったような気もするがはっきり覚えていない。熱海で東海道本線から分岐するJR伊東線、さらに下田まで延びる伊豆急線はいずれも電化路線だが、こうした「乗ったのか乗っていないのかはっきりしない」路線がいくつかある。これまでこうした路線の「あいまいさ」はかなり解消(つまり乗車)されたが、伊東線と伊豆急はまだあいまいなまま残っていた。かつてさんざん訪れただけに、他の目的で今後訪れる可能性も少ないので早めに解消しておこう。

基本的な行程は下田まで行って帰るだけ、行きは例の臨時踊り子を使うことに決まっている。帰りについては多少の検討の余地はあるが、下田泊なんて選択肢は最初からなかった。小田原あたりまで戻ってきて一泊、というのも一瞬考えたが、そこまで帰ってくるんだったら自宅まで戻るのも一緒だという判断にいたった。要するに日帰りということだ。

土曜日の午前中、松戸駅で踊り子を待ち受ける。乗車券は前日に「週末パス」を入手しておいた。日帰りでも伊豆急下田まで往復すれば元はとれる。指定席は前日に駅で確保したが、意外に空いていなくて座席にかなり悩んだ。A席が海側になるのだが、だいたい1両に2-3個所しか空いてない。CD席はガラガラなんだけどね。できるだけ周囲に空席が集中している席を選んで指定券を確保した。乗り込んだ席の前は空席だったが、後ろには年配の女性の団体が。会話の内容が漏れ聞こえてくるが、「柏で」「野田線の」「流山に」とローカルな話題が漏れ聞こえてくるのがいかにもそれらしい。前の席には北千住で男性客が乗ってきた。上野から上野東京ラインに入って東京へ。東京からまとまった人数が乗車してきたのが意外だった。この先はお馴染みの東海道本線。国府津あたりで海が見え、小田原からは海岸線沿いを走る。北千住で乗り込んできた男性が降りていった。なるほど、伊豆旅行ではなくても常磐線方面から神奈川県西部に向かうのに便利な列車なのだな。根府川橋梁を越え、渋滞する真鶴道路を見下ろす。熱海着。ここから伊東線に入る。左手に島が見える。伊豆大島だ。
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さらにその右側に一回り小さい山がちな島と、そのまた右側に平らな島が見える。利島と新島ということらしい。
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伊東から伊豆急線に入る。伊豆急は海岸沿いを走るイメージがあるが、意外に列車からは海は見えない。むしろ、伊豆急の駅の多くで通学の高校生を見かけるのが意外だった。観光地の伊豆にも生活はあるのだということに改めて気づかされる。
伊東線と伊豆急線はいずれも単線。しばしば交換待ちが生じるが上り列車の一部に遅れが出ているために少しずつ遅れてきた。2時半少し前に終点の伊豆急下田に到着。
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さて帰りの列車まで1時間半ほどある。当初は予定していなかったのだが、下田の駅前から展望台に登るロープウェーがあるらしいのでそれに登って、時間が余れば食事でもしようかと思っていたのだがあいにくの強風でロープウェーは運休。時間が余ってしまった。とりあえず港方向に向かってあてもなく歩き、「ペリー上陸の地」という碑にたどり着いたところで折り返す。
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食事できるところを探しながらではあったが、気がついたら駅前に戻ってきてしまっていたのでファストフードで軽食がてら時間を潰し、タイミングをみはからって駅へ。
伊豆急下田駅では列車別改札をしているのでしばらく待つ。やがて改札が開いて行列ができたが三十一はこういうときに並ぶことをしない。順番がくるまで待っているのは無駄なので空くまで座って待つ。適当に空いたところで改札を通る。
これから乗るのは251系のスーパービュー踊り子。「踊り子」に使われている185系も「スーパービュー踊り子」に使われている251系もそれほど遠くない将来に置き換えられると予想されるので乗るなら今のうちだ。
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スーパービュー踊り子は全席指定だが土曜日午後の上り列車なのでガラガラ、席は選び放題。始発の伊豆急下田ではひと車両内に乗客は自分だけだったので記録として車内の写真を撮る。
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発車は16時07分。この時期の日没は16時半過ぎで、景色が見えるのはせいぜい17時の伊東あたりまでだろう。行きにも撮った伊豆大島だが、夕日に照らされてまた少し違った風情。
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さて稲取で学生と思われる団体が乗車してきた。なぜ学生と思ったかと言えば、土曜日に帰京しているということは普通に考えると金曜あるいはそれより前から来ているということで、そんな余裕のある日程が組めるのは個人ならともかく団体では学生くらいだろう。やがて向かい合わせにした席で酒盛りが始まった。スーパービュー踊り子にはアテンダントが乗車しているのだが、まるで居酒屋の店員であるかのように酒とつまみを大量に注文してご機嫌である。すっかりできあがった学生のほとんどは横浜で降りて行き、いつの間にか東海道線から横須賀線に転線していた列車は鶴見から品鶴線に入り、武蔵小杉に停車してさらに新宿方面に向かう。三十一の帰宅とは方向が微妙に違うのだが、素直に帰宅するためには横浜で降りるしかない。しかし横浜からまた東海道線に乗り換えて東京・上野に出るのも面倒だ。横浜の次は武蔵小杉・新宿と停車して池袋が終点となる。武蔵小杉は論外にしても、新宿から上野も意外に面倒くさい。いっそ池袋まで行ってしまって山手線で上野に出るのがよかろう。というわけで池袋まで乗って帰宅する。

11月11日の旅程:
松戸 (1059) → 伊豆急下田 (1421+4=1425) 9131M
伊豆急下田 (1607) → 池袋 (1904) 3060M

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2017年11月 2日 (木)

2017年10月の打ち上げ

10月は9件。アメリカ5、ロシア2、中国1、日本1。アメリカが過半数を占めているがこういうパターンは珍しい。

9日 04.13GMT 酒泉/長征2D (VRSS-2)
9日 12.37GMT バンデンバーグ/ファルコン9 (Iridium)
9日 22.01GMT 種子島/H-IIA (QZS みちびき4)
11日 22.53GMT ケープケネディ/ファルコン9 (Echostar)
13日 09.27GMT プレセツク/ロコット (Sentinel)
14日 08.46GMT バイコヌール/ソユーズ (Progress MS-07)
15日 07.28GMT ケープケネディ/アトラス (NROL)
30日 19.34GMT ケープケネディ/ファルコン9 (Koreasat 5A)
31日 21.37GMT バンデンバーグ/ミノトー (Skynet)

Orbital Launch Chronology

9日一日で3件もの打ち上げが重なったのが目をひくが、特に深い意味はないだろう。
アメリカの打ち上げ数を押し上げているのは10月に3回打ち上げられたファルコン9だ。スペースX社の快進撃はいつまで続くのか。

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