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2019年3月10日 (日)

都会の秘境駅

本来の「秘境駅」の定義(鉄道以外に接近手段がない)には合わないが、用事がなければ、というよりは地元住民以外にあまり用事がない駅、というのが都会にもある。
今日はそうした駅をいくつか訪ねてみた。用事もないのにこうした駅を訪ねるのは乗り鉄くらいだろう。

1. 東京メトロ北綾瀬駅
千代田線綾瀬駅から分岐した駅で、この一駅間は3両編成の電車がピストン運転をしている。おそらく東京メトロの路線ではもっとも短い編成だろう。もともと電車庫への出入のための線路で、周辺住民のために駅が作られたようだ。実は三十一の自宅からそれほど遠くないのに未乗車になっていてずっと気になっていたのだが、この3月16日に予定されているダイヤ改正で千代田線本線と直通運転が始まり、10両編成になるということなのでその前に乗りに行こうと、まるで「葬式鉄」のようなことをしてしまった。しかし実際にはすべての列車が直通になるわけではなく、10両編成の他にこれまで同様一駅間のみの3両編成電車も残るらしい。
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複線の出入庫線の片隅に1面1線の北綾瀬駅。いずれ2線になったりするんだろうか。駅は工事中だったけど。

2. 東武大師線大師前駅
東武伊勢崎線(いま風に言えばスカイツリーライン)の西新井駅から分岐して一駅の大師線。大師線というのは京急にもあるが、戦前から戦後くらいまでは寺社への参拝客を見込んだ鉄道路線というのがあちこちで建設された。そのころは観光だけの旅行というのは考えられず、寺社参拝とセットにしないと物見遊山ができなかったのだろう。
西新井大師(総持寺)の最寄り駅である大師前駅は秘境駅というわけではないだろうが、信心に乏しい三十一にとっては秘境駅も同様だ。実際に行って見て驚いたのだが、大師前駅には改札がない。自由にホームに入って電車に乗ることができる。しかし西新井駅では大師線ホームの出入りに改札があって、この改札を通らないと駅の外にも出られないし伊勢崎線にも乗り換えられない。鶴見線もたしかこんな感じだったような。大師前駅から電車に乗って、西新井駅でそのまま折り返してまた大師前駅を出れば運賃を払わなくても済むが、それで嬉しいのは乗り鉄だけだろう。
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高架終端の大師前駅。駅名看板は貫禄たっぷりだが改札には人も改札機もない。
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大師前駅のホームは広いが1面1線。そこに8500系2両編成の列車が発着する。

3. 京成本線京成上野駅
関東大手8私鉄の一角、京成電鉄の本線始発駅だが、旅客の多くは乗り換えが便利な日暮里駅を使う。常磐線沿線に住まう三十一も、ごくたまに成田空港に用事があるときは、日暮里まで出て京成本線に乗り換えていた。京成上野駅自体は上野公園の地下にあるが、JRなどの上野駅からはいったん屋外に出るか、地下道を200m以上歩かなければいけない。日暮里駅は線路に余裕がなく折り返しができないので、京成上野駅自体は車両運用上必要不可欠なのだが、乗客が合わせなければいけない義理はない。こうした三十一の分析が妥当かどうかは別として、山手線内の2駅を結ぶ路線であるのにこれまで一度も乗ることがなかった。この区間のほとんどが地下というのもあっただろう。
上野駅から京成上野まで歩いて乗車。立派な駅だが成田空港駅行きの特急にも空席が目立つ。しばらく地下を行き、やがて切り通しに出て外光がさしてきたと思うまもなく、JR線を乗り越して海側に出、上下線が文字通り上下に分離して日暮里駅に着く。日暮里駅は下り線が上階、上り線が下階になる。

今日の行程:
1359(綾瀬) → 1403(北綾瀬) 1398S
1408(北綾瀬) → 1412(綾瀬) 1498S
1417(綾瀬) → 1420(北千住) 1347E
1430(北千住) → 1437(西新井) 1310S
1442(西新井) → 1444(大師前) 1409D
1456(大師前) → 1458(西新井) 1412D
1507(西新井) → 1524(上野) 1406S
1534(京成上野) → 1609(京成津田沼) 15A15
1619(京成津田沼) → 1702(松戸) 352レ

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