2011年8月27日 (土)

カラオケに登録されない曲

キーワードランキングに "ワルキューレの騎行 歌詞" がだいたいコンスタントに含まれている。今日の時点でも7位に入っている。

前も書いたんだが、「ワルキューレの騎行」には歌詞らしい歌詞はない。言ってみれば「カラオケ」ですでに完成状態なのである。別の言い方をすれば「インストルメンタル」だ。

三十一はちゃんと探してみたことはないんだが、「ワルキューレの騎行」はカラオケにはないと思う。もしあったらそれは原曲ではない。「クラシックなんてあるの?」と思う人がいるかもしれないが、探してみると実は意外にあったりするのだよ。

この記事でまたキーワードランキングにひっかかったりするんだろうなあ。

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2009年8月26日 (水)

化物モード

今期のアニメの中で三十一が比較的気に入っているもののひとつが「化物語」(ばけものがたり)だ。


いやもう、このヒロイン戦場ヶ原ひたぎのヤンデレにしてツンデレっぷりがツボにはまったのですよ。

個人的には戦場ヶ原ひたぎの中の人である斎藤千和はかなり評価が高くて、三十一としては「いろんなキャラを演じられる幅の広い人」と認識されている。認識していたのですよ?
認識していたつもりだったんだけどね。

先週から第三部「するがモンキー」での主題歌として流れている曲は斎藤千和が歌っているのだがちょっと気に入ったのでいっちょう買ってみるかとアマゾンで検索したのだがまだシングルの予約はしていないらしくひっかからなかった。代わりに出てきたのがこれまで斎藤千和が出してきたCDだ。


いや知ってたよ? 知ってたどころかこの曲はサントラで持っているのだが、「月詠」のOPで最初に聞いたときは正直ぶっ飛びましたね。「電波ソング」という言葉があるけど実は「ソング」ですらない。三十一の知るかぎり並ぶもののない怪作だ。

斎藤千和は芸風が広いなあと改めて思ったものだ。これからも活躍を期待してます。

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2009年8月17日 (月)

やっぱりオーケストラに指揮者はいるんだよ

爆笑問題のニッポンの教養

爆笑問題が大学教授のところにおしかけて、もっぱら太田がケンカを売る番組。
何か違いますか?

今日の特番で東京芸大を訪れていたのをたまたま見たのだが、オケを指揮してみろと言われた太田が好き勝手に感情だけを込めて振ったところ、ボロボロに破綻していた。太田は「気持ちを読め」とか言ってたけどそりゃ無理だよ。

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2009年6月 7日 (日)

でっかいわあ☆

秋葉原に馴染みのない人にはわかりにくい話題で申し訳ないが、秋葉原の石丸電気本館が改装のため閉鎖されている。いっぽう、同じく石丸電気のソフト1が閉館となった。ソフト2に統合されることになったとか。

実は、三十一は石丸電気のお得意様なのだ。

だいたい20年近く前、本館が今のような本館ではなく、エスカレーターのない旧本館と上りエスカレーターだけがあった別館のツギハギでできていた頃から通い詰めていた。もっぱら本館最上階の輸入CD売り場でクラシックCDをあさっていたのだ。
あのころは、会社帰りに30分でも時間があれば必ず秋葉原に寄って、別館のエスカレーターで最上階まで上がり、狭い連絡通路を通って本館に渡ってCD売り場に出、多いときには一度に10枚以上も買っていたものだ。

その本館別館が取り壊されて今の本館が建設されている間に、輸入CD売り場はソフト1に移り、1階の奥半分がクラシック売り場に充てられていた。しかしクラシック売り場はやがて半減し、ついには姿を消し、本館のCD売り場でも輸入クラシックは扱わなくなって、今では輸入クラシックCDを扱っているのはクラシック&ジャズ館だけになった。ここ半年くらい、前は通っても中には入っていないかもしれない。

秋葉原が変わっていくのは仕方ないことではあるが寂しいことでもあることよ。

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2009年4月 5日 (日)

「ワルキューレの騎行」を日本語で歌おう

「人気記事ランキング」と「検索フレーズランキング」は前日までの7日分を表示しているのだが、「ワルキューレの騎行 歌詞 日本語」というフレーズが検索フレーズランキングの2位に入っている。
その検索フレーズでここにたどりついた人がまだ見ているとは思えないが言っておこう。

ヴァグナーの楽劇「ヴァルキューレ」の第3幕冒頭、「ヴァルキューレの騎行」には歌詞らしい歌詞はない。

手元の CD の歌詞カード(冊子)には、ヴァルキューレ(戦乙女)の歌詞として

  hojotoho (ホヨトホ)

と記されている。たぶんどんな辞書にも載っていないだろうなあ。合いの手のようなもので意味はない。

もし日本語で歌うんなら、「それそれー」とか「はいはいー」とでも歌うことになるのかな。

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2009年3月22日 (日)

ワルキューレの騎行

以前とりあげた映画がようやく日本に来るらしい。

ワルキューレ (公式サイト)

今日たまたまテレビでコマーシャルを見かけた。そこではお約束のごとく「ワルキューレの騎行」が流されていたけれど、さりげなく「ショルティ」という文字が記されていた。

日本語では普通「ワルキューレ」と表記されるけれど、ドイツ語では Walküre ヴァルキューレ と発音し、英語では Valkyrie ヴァルキリー と言われる。「ヴァルキリー」と聞いて XB-70 を思い浮かべるか、VF-1 を思い浮かべるかはその人の趣味嗜好に依存するだろう。

もちろん、「ワルキューレの騎行 Ride of Valkyries / Walkürenritt 」はもともとヴァグナーの楽劇「ニーベルングの指輪」第2夜「ヴァルキューレ」のハイライトであるが、ショルティがウィーン・フィルと録音した盤は「指輪」の定番のひとつと言われている。ショルティが死んでもう10年以上経つんだなあ。

映画は時間ができたら観にいくかもしれない。

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2009年2月11日 (水)

モードチェンジ中です(DMVのことではありません)。

5か月にわたるフットボール三昧の生活が終わった。この間、家にいて起きているあいだはほとんどの時間をフットボールのビデオを見てすごした。そうでもしないと消化しきれないのだ。実際、12月の旅行のあとは体調不良もあってほぼ2週間遅れになってしまい、ようやく追いついたのは年末近くになってからだった。まるで離島の新聞だ。

そのフットボールがぱったりとなくなって、生活のモードががらりと変わった。正確には変えている最中、というところだろうか。今年はこの機会に溜まりまくった未聴のCD、未見のDVDを消化しようと思う。何しろCDは300枚以上、DVDはおそらく100枚くらい未開封のままになっている。一昨年の秋頃までは数えていたのだがその後は数えることもやめてしまった。あまりに溜まりすぎているので新しく買うのを控えることにしたからでもあるのだけれど。

まずは肩慣らしということでベートーヴェン、ブラームス、ブルックナー、モーツァルト、シューマンあたりをかけたあとに、いよいよ今朝からオペラだの宗教音楽だのといった味付けが濃い上に分量も多い「胃にもたれる」曲をかけはじめる。

ちなみに今かかっているのはパーセルのディドーとイアネス。胃にもたれるなあ。

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2008年11月 7日 (金)

はやったりすたれたり

ついこないだ、「最近のヒット曲はどれも同じに聞こえる」なんて記事を書いたけど、それを象徴するような事件が起きましたなあ。一時は年収20億を誇ったプロデューサーが金に困ったあげく詐欺を働いたとか。

何しろ曲の区別が付かないくらいだから、三十一には歌手の区別も付かない。小室哲哉と小室等がしばしばごっちゃになるくらいだ。そんな三十一がなんでこんな記事を書いたかと言うと、たまたま今週は風邪をひいて会社を休んでいて、そうすると昼間のテレビがくり返し触れるので嫌でも覚えてしまった。

しかし考えてみれば、三十一はピンクレディーや、沢田研二や、田原俊彦や、松田聖子といった一世を風靡した人気歌手が、あるときを境にぱったりと見かけなくなるという現象をリアルタイムで見てきた。小室・・・えーと、哲哉のほうだっけ・・・が、近頃ちっとも売れなくなったというのも充分あり得ることでそれほど珍しい現象ではない。流行りものはいつか廃れる運命にある。廃れさせたくないなら、常に進化し続けなくてはいけない。だが「流行る手法」を会得してしまったからこそ、逆にそこに安住してしまいやがて置いていかれることになったのだろう。

ま、ちょうどいいから絶滅すれば? 別に三十一は痛くも痒くもない。

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2008年10月30日 (木)

最近のヒット曲はどれも同じに聞こえる

というオジサンは、実は音楽に対する理解力が高いのであってトシをとっているわけではないというお話。

JPOPサウンドの核心部分が、実は1つのコード進行で出来ていた、という話 (音極道)

JPOPのワンパターン (松浦晋也のL/D)

三十一もクラシックな人間なのだが、たまにJPOPを聞くと正直区別がつかない。もっとも、三十一がJPOPを好まない最大の理由は愛だの希望だの夢だの感動だの信じるだのと言ったきれい事を並べ立てた歌詞に虫酸が走るからなのだが。

個人的には三十一も松浦さんと同じく、JPOPが滅亡してもまったく惜しいとは思わない。ただ以前にも言ったことだがクラシックというマイナーなジャンルのメディアが曲がりなりにも商用流通機構に乗っているのは、JPOPなり演歌なりといったそれなりのマスが見込めるジャンルのために用意された仕組みの片隅に便乗させてもらっているからだ。
そういう意味では、JPOPが滅亡するのは勝手だがそれに引きずられてそれ以外の分野も致命傷を負いかねない。松浦さんのように達観する気にはなれないなあ。

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2008年5月23日 (金)

「作曲家 人と作品・ブラームス」

ブラームスの伝記は何冊か読んでるが、読むたびに思うことがある。

若いころのブラームスはハンサムだなあ。

あまり他人の(しかも男の)容姿などに興味のない三十一がそう思うくらいだから、相当の美男子だったのだろう。晩年の髭モジャで肥満した姿からは想像もできないが、しかし体型はともかく顔写真から髭を取り除いて考えてみるとけっこう整った顔立ちであることは見て取れる。ブラームスなめてるんじゃないですヨ

まあそんな下らないことを考えていられるのは、実は三十一の中でブラームスの地位というのはかなり高いところに確立していて、すでに揺るぎないものになってしまっているからだろう。CDで全集を揃えちゃったのはブラームスくらいだ。ベルクの作品も全部揃えてみようかと考えたことがあるけど、それはベルクが非常に寡作だったからだし、実際に行動に移すこともなかった。

このシリーズでは作品の制作過程をわりと重視しているが、なにしろブラームスは内省的でめったなことでは自分を表に出さないから、作曲というきわめて個人的な作業について他人に語るなどというのはまことに希有なことであり、19世紀後半という十分現代に近い時代にありながら詳しい作曲過程についてはあまり知られていない。断片的なスケッチや親しい友人への手紙などからピースの不足しているジグソーパズルを埋めていくような分析をするしかないのだ。ご苦労さまです。

ま、聴く側とすればそんなことは気にせず聴いていればいいのだけど、知った上で聴けばまた違った聴き方もできようというもの。ブログのネタにもできるし。

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