2008年5月10日 (土)

活用してみてもいいんじゃない

宇宙の防衛利用、衆院委で法案可決 来週にも参院へ (asahi.com)

ちょうど今読んでいる本の、ちょうど今読んでいる個所で、ロシア(とソ連)の宇宙軍事利用について説明していたので先進国がどんなふうに利用しているかちょっと挙げてみよう。

・光学偵察衛星(フィルムまたは電送)
・電子情報(ELINT)収集衛星
・海洋電子情報収集衛星
・通信衛星(地上間または偵察衛星から地上)
・航法支援衛星
・早期警戒衛星

日本ではもっぱら偵察衛星とか早期警戒衛星とかが想定されているようだけど、実際のロシアの活用状況を読んでみると、ここに挙げたどれをとっても必要不可欠な機能だ。
まったく同じシステムをそろえなきゃいけないということではないけど、参考になるんじゃないかな。宇宙を聖域だと考えるのはもはや時代錯誤だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月 7日 (水)

「宇宙ロケットの世紀」

最近宇宙づいているので、その勢いに乗って読んでしまった本。
英語に疲れたので日本語を、という感情が働いた側面もあるのだが。

実はけっこう古い本で、出版は2000年ごろだったりする。ちょうど世紀の境目だからこんなタイトルがついたんだな(今気づいた)。微妙に内容がずれていたり、現在の評価と温度差があったりするので、時の流れというものは残酷だなあなどと思ったものよ。

啓蒙書として読ませるには適当かもしれないけど、個人的には読むタイミングを間違えた感がありあり。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月 6日 (火)

歩いて機体を降りられれば着陸成功

Whitson describes rough Soyuz entry and landing (spaceflightnow.com)

先日、帰還の際に推進モジュールの分離で問題があったソユーズTMA-11に搭乗していたPeggy Whitson に CBS がインタビューした一問一答。

さすがにアメリカのメディアだけあって、なかなかポイントをついた質問をしている。これまで三十一が指摘してきたようなポイントはほとんど言及しているように見えた。今回、正規の訓練を受けていない韓国人宇宙飛行士が、このような緊急事態のときにどのように振る舞ったか(要するにパニックしなかったか)という意地悪な質問も出ていて、もちろんそれに対して Whitson は迂闊なことは言わなかったけれど、金銭を目的に未訓練の乗客を乗せることに批判的なアメリカ(と言うかNASA)の意図が透けて見えてくる。

このインタビューの中で面白かったのが、今回の弾道突入のリスクをどう考えればいいか、という質問に対する Whitson の答え。
I guess the old pilot's saying of 'any landing you can walk away from was a good one' probably applies here.
この記事のタイトルは、この言葉の意訳。そんなに間違ってないと思うけど。

5/7 追記。
もっとしっくりくる訳を思いついた。

着陸なんて、乗ってたヤツさえ無事ならそれでいいじゃん。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月 2日 (金)

タンクが足りません

日本が提供する国際宇宙ステーション(ISS)のモジュール「きぼう」の本体、つまり船内実験室を積んだスペースシャトルの打ち上げが今月31日に予定されている。
NASAではこの打ち上げは優先順位が高いとしていまのところ予定通りに行なわれる予定になっているが、この後の打ち上げは外部タンクの製造が遅れているためにそれに引きずられて遅れることになった。

Shuttle boss discusses delay to downstream launches (spaceflightnow.com)

外部タンクといえば、断熱材の剥離がコロンビア事故の原因となったいわくつきの代物。飛行再開後も剥離は完全に防止しきれていない。いまだ継続して対策をとり続けているせいか、スケジュール通りのタンクの製造ができていないようだ。

今回の飛行はISSへの「きぼう」モジュールのデリバリーだから、当然ISSと同じ軌道をとる。万一シャトルでの帰還を断念しなければいけない事態が起きた場合には、一時的にISSに滞在して迎えを待つ、という選択肢をとれる。
ところが、その次に予定されている飛行はハッブル宇宙望遠鏡(HST)のメンテナンスを目的としている。HSTの軌道はISSとは全く違う。HSTめざして打ち上げられたシャトルが帰還できない事態になったとき、ISSの軌道に遷移するのは無理だ。だからもう1基予備のシャトルを準備しておいて、その場合には救援として打ち上げることになる。「つまりふたつのタンクが必要になる ("means two tanks will be needed")」。タンクがふたつ揃うまでHSTメンテミッションは実行できないのだ。

この結果、以降のミッションは4~5週間ずつ遅れる見込みだという。8月に予定されていたHSTメンテミッションは9月か10月に、年末に予定されていたミッションは来年はじめになる。2010会計年度中にシャトルを引退させるという予定は変わらないようだが、その間に必要なミッションの数はもう決まっている。仕事量は減らないのに時間は少なくなっていくわけでこれはチャレンジャー事故の前と似た状況だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年4月30日 (水)

名誉の負傷

韓国人初の宇宙飛行士が入院 着陸の衝撃で腰・肩痛 (asahi.com)

4月19日に帰還したソユーズTMA-11に搭乗していた韓国人宇宙飛行士が名誉の負傷。帰還したときには「着陸地点は予定から大幅にずれたが飛行士は無事」(意訳)などと報じていたんだけどねえ。asahi.com では再突入時の推進モジュール分離にかかわる問題はまったく報じていないので、これだけ見ている人には辻褄があわない。こんな記事を発信しておいて何とも思わないのかなあ。

それにしても、命にかかわるような問題を、それも二度も続けて起こした上に、負傷者まで出したとなると「もっとも信頼性の高い宇宙船」という評価も危うい。シャトルもソユーズも全幅の信頼を措きがたいとなると、ISSの前途にも暗雲がたれ込めようかというものだ。
考えようによってはチャンスだけどね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年4月25日 (金)

切っても切れない仲

つい先日、ソユーズTMA-11が無事に帰還したと書いたばかりだが、実はまったく問題がなかったわけではないらしい。

Possible Soyuz separation problem under scrutiny (spaceflightnow.com)

前の記事でも紹介した通り、ソユーズ宇宙船は軌道モジュール、帰還モジュール、推進モジュールから構成されているが、帰還に際しては逆噴射を行なったあと軌道モジュールと推進モジュールを切り離して帰還モジュールだけが帰還する。
ところがソユーズTMA-11の場合、推進モジュールを予定通りに切り離せなかった。大気圏突入後、摩擦熱で結局は切り離すことができたのだが、予定の角度での再突入ができず、弾道突入になって最大8Gの加速度(減速度)になったという。

そしてこの発表とともに、実は半年前にソユーズTMA-10が帰還したときにも推進モジュールの切り離しができなかったことが明らかにされた。2回連続で同じような問題が起きたということで問題視するむきもあるらしい。
ロシアではコンピューターの記録を分析して、半年後のソユーズTMA-13までには対策を打ちたいとしている。だけど、今宇宙にあるソユーズTMA-12はどうするのかな。制御プログラムの改修で済めばいいんだけど。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年4月23日 (水)

ソユーズTMA-11帰還

先週末のことになるが、4月19日にソユーズTMA-11が国際宇宙ステーション(ISS)を離れて無事に帰還した。このソユーズには3名が搭乗している。2名は昨年10月10日に、同じソユーズTMA-11で打ち上げられて以来ISSに滞在していた。ほかの1名はこの4月8日にソユーズTMA-12で打ち上げられ、10日ほどISSを訪問した後ソユーズTMA-11に乗り換えて帰還する。

すでに何度か紹介していると思うが、これはまったくお決まりの動きで、春と秋の風物詩になっている。歳時記に掲載される日が来るとは思わないけど。

ちょっと流れをまとめてみよう。これは一例だが、ほぼこのパターンが繰り返されている。

ISSに滞在している宇宙飛行士は常時2名、場合によって3名。現状では緊急時を考えるとこれ以上は増やせない。一般的には2名だ。昨年秋からISSに滞在していたのは、アメリカのペギー・ホイットソン飛行士と、ロシアのユーリ・マレンチェンコ飛行士だ。既述の通り、昨年10月10日にソユーズTMA-11で打ち上げられ、それ以来半年近く滞在していた。この半年の間に、アメリカのスペースシャトルが数度ISSを訪問しているが、長くても2週間程度で帰還していく。このスペースシャトル訪問の機会にISS乗員が交替することもあるが、今回は交替はなかった。この他、2~3ヶ月に1度プログレス無人補給船から燃料、水、酸素、食料その他消耗品や整備部品の供給を受ける。ISSには使用可能なドッキングポートがふたつあり、そのうちひとつにはホイットソンとマレンチェンコが乗ってきたソユーズTMA-11がドッキングしている。万一の際にはこのソユーズTMA-11に搭乗して地球に帰還するのだ。ソユーズTMAの最大定員は3名である。プログレス無人補給船は、もうひとつのドッキングポートを使ってドッキングする。補給を終えたプログレスは、今度はISSで生じた廃棄物を詰め込まれ、ドッキングを解かれて大気圏に再突入し燃え尽きる。
かつては1年以上にわたってミール宇宙ステーションに滞在していたこともあるが、現在では半年のローテーションが確立している。救命ボートの役割を果たすソユーズTMAの宇宙空間での耐久期間が200日程度ということもあり、最低でも半年に一度は新しいソユーズを打ち上げなくてはいけないからだ。今年は4月8日にソユーズTMA-12が打ち上げられた。乗員は3名。うち2名はISS乗員の交替要員であるセルゲイ・ヴォルコフとオレグ・コノネンコ両飛行士だ(ともにロシア)。残る1名は韓国から派遣されたイ・ヨスン飛行士。イ飛行士は一時滞在で、韓国政府はこの飛行のために2700万ドルを支払ったという。
3名が乗ったソユーズTMA-12はやがてISSにドッキングする。ISSのふたつのドッキングポートは、ソユーズTMA-11とソユーズTMA-12で占められ、この間ISSに滞在するのは先の2名と合わせて5名となる。ドッキングしてハッチが開放されたあと最初に行なう仕事は、ソユーズTMA-12からイ飛行士の座席(というより寝椅子)をとりはずし、ソユーズTMA-11に積み込んで固定することだ。この座席は各飛行士の体型に合わせた完全オーダーメイドであるから、飛行士が乗り換えるのであれば座席も乗り換えなければいけない。
10日ほど5名で過ごしたのち、これまで半年を宇宙空間で過ごしてきたホイットソンとマレンチェンコはソユーズTMA-11に乗り込む。10日前からISSを訪れていたイ飛行士も乗り込む。なお、これまでISSではホイットソンがコマンダーということになっていたが、ソユーズに乗り込んだあとはマレンチェンコがコマンダーになる。さすがにソユーズの指揮権はロシアが握って離さない。ISSの指揮官はロシア人のときもあるし、アメリカ人のときもある。4月19日、ISSから離れたソユーズTMA-11はタイミングを見計らって逆噴射を行ない、充分減速できたところで軌道モジュールと推進モジュールを切り離し、帰還モジュールだけになって大気圏に再突入する。中央アジア、カザフスタンの草原にむけて降下して行く帰還モジュールは、やがてパラシュートを開いて降下速度を落とし、着陸直前に帰還モジュール下面に装備された減速ロケットに点火して軟着陸する。
そして、ヴォルコフとコノネンコ両飛行士はISSにとどまり、これから半年にわたる宇宙空間滞在が待っている。ドッキングポートにはソユーズTMA-12が万一の際の救命ボートとして控えている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年4月21日 (月)

「Soviet and Russian Lunar Exploration」

この本を Amazon で予約注文したのは2005年1月のことだった。はじめは「Race to the Moon」というタイトルで、その年の5月頃に発売が予定されていたと思う。ところが発売は延びに延びて、タイトルまで変わってようやく刊行されたのは2007年の1月だった。来たときにちょっとだけ読んだけど、待ちくたびれたせいか、ようやく手に入って安心したせいか、それとも当初とタイトルが変わってちょっとアテが外れた気がしたのか、本格的に読み始めたのはそれから1年以上経った先月半ば。きっかけは、たまたま発掘発見したこの本が圧力に負けて歪んでいたのに気づき、このままだと読まないうちに本が壊れてしまうという危機感を抱いたことだ。そんなことないと言い切れないところが辛い。

Soyuz」「The Rocket Men」と合わせたソビエト/ロシア宇宙開発3部作(と三十一が勝手に称しているだけ)。ソ連の月探査については、「Soyuz」の中で、現用ソユーズ有人宇宙船の開発過程に絡むエピソードとして少し触れられていたが、一冊まるまる読み終えてみると実に面白かった。
ふりかえってみれば、三十一が宇宙に興味を抱き始めたころはちょうどアポロ計画が終了し、スカイラブとかアポロ・ソユーズ・テスト・プロジェクトなどが細々と行われていたがスペースシャトルの飛行まではまだしばらく時間があるというような端境期で、むしろパイオニアなどのような無人外惑星探査が世をにぎわせていたころだった。鉄のカーテンの向こうのソ連宇宙開発についてはわずかな公式発表しか日本には伝わって来ず、サリュート宇宙ステーションもまだ開発途上で後のサリュート7号、ミール、国際宇宙ステーションのような常時滞在など夢のような話だった。実はあの頃、まだ密かに月探査計画が進行中であったと考えると感慨深い。当時はまったくそんなふうには見えなかったのだが。

人工衛星の打ち上げ、有人衛星の打ち上げ、月裏面の写真撮影、宇宙遊泳などでアメリカをリードしていたソ連が、なぜ月探査ではアメリカに負けたのか。このテーマは非常に興味深く、簡単に答えの出るものではない。だが、以前のように「N-1ロケットの失敗が致命的だった。しょせんソ連にはアメリカと競争できるような技術力はなかったのだ」という単純な見方はもはやできない。N-1ロケットは確かにまともに打ち上げが成功したことは一度もなかったが、打ち上げ実験のたびに問題は着実に修正されていった。数年のうちには安定した性能を得られただろうというのが、著者が紹介する現在の評価である。アポロの司令船/機械船にあたるLOKはソユーズ宇宙船と同様の構造で信頼性は高いし、月着陸船にあたるLKも数度の軌道上の試験を含めて実用性は確立されていた。そこまで準備を進めてきた月探査がなぜ最終的に打ち切られることになったのか。著者はそれをソ連の宇宙開発に対する構造的な欠陥にあると推測する。初期の開発では有効に作用した、各設計局が独自の計画を立案し、政府と党に提案して実行するという方法は、国の総力をあげて取り組まなければいけない月有人探査においてはマイナスに働いた。ただでさえライバルであるアメリカより国力で劣っているのに、月有人周回帰還と月着陸をまったく別のシステム(ロケット/宇宙船)を使って別々の設計局が実行していた。また政府/党にも月探査を主体的に行う意志がなかった。各設計局からの提案を審査し、許可(あるいは拒否)していただけだ。すでにコロリョフ亡き当時、各設計局がバラバラに実行していたこのような計画をまとめることのできる人間はいなかった。コロリョフの後継者ミーシンには前任者ほどの意志の強さはなかったし、ミーシンにとって代わったグルシュコはむしろ、コロリョフ路線の否定に走った。こうしてソ連の月探査計画は完全に死んだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年4月19日 (土)

HTV来年打ち上げ

JAXAなどが開発中の、国際宇宙ステーション(ISS)への無人補給機(HTV)の打ち上げが来年、2009年に行われることが明らかになったと報じられているが、もともとJAXAのサイトでも「2009年打ち上げをめざす」と明記されている。打ち上げ母機となる予定のH-2Bの1段目の一連の燃焼試験が今月に行われているが、その結果見通しが立ったということなのかな。

あらためてHTVのサイトを見てみると、ISSへの接近は自動だが、最終的なドッキングはロボットアーム(カナダアーム)の助けを借りることになっている。ヨーロッパがアリアンで打ち上げるATVが全自動でドッキングまで行うのと比べると見劣りする。堅実と言えないこともないけれど。
もうひとつ、HTVの特徴としては気密貨物室のほかに暴露貨物室に貨物を搭載でき、ISS外部で使用する部品をドッキングした状態でロボットアームを使って直接扱うことができる、というのがある。有効な装備だとは思うんだけど、あまり一般にアピールするとは思えない。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008年4月16日 (水)

デジャヴー

最近出た、あさりよしとおの「まんがサイエンス」最新刊では人工衛星やロケットの仕組みというのをやっていた。

えーと、これは2巻あたりでほとんど同じことをやってなかったかねえ。

小学5年生は毎年毎年新しくなるから、連載ではネタを使い回してもそんなに問題はないし、むしろ「前にやったからもうやらない」というのはかえって現在の読者に不親切だろう。
事情はわかる。事情はわかるにせよ、単行本で読んでる読者にとっては違和感を禁じ得ない。

どちらかと言えば、今回の宇宙人少年よりも前回のスプートニク神様のほうがキャラとしては好みだ。
前回と今回を比べてみると、ロケットが「重さを速度に換えて」飛ぶものであることがずっと強調されていること、それから地上では液酸液水よりもケロシン液酸の組み合わせのほうが有利であると言及されていることあたりが大きな違いだろうか。
実はこの違いは、松浦さんの「われらの有人宇宙船(ふじ)」とか松浦さんの blog L/Dこのへんから始まる記事が元ネタであるというのは、日頃からウォッチしている人間(つまり三十一のことだ)には簡単にわかってしまう。
しかしこの「重さが速度に換わる」というのは、理屈ではわかっていてもなかなか腑に落ちない。三十一の場合でいうと、「ふじ」を読んでからしばらくしてある日突然腑に落ちた。最近(でもないのか?)流行りの言葉でいうなら「a○a体験」とでも言うべき経験だったことよ。個人的には茂木健一郎はうさんくさいと思うんだけど。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年4月12日 (土)

伊能忠敬@月

去年打ち上げられた月探査機「かぐや」の測定データを元に作られた、これまでより格段に精度の高い月面の地図が公表された。

月周回衛星「かぐや(SELENE)」のレーザ高度計による
月全球観測データを用いた地形図の公開について
-従来データの10倍、約600万点の月の高さを計測-

素晴らしい。ハイビジョンによる”地球の出”の映像はもっともわかりやすい「かぐや」の成果だけど、しかしこの地図は遙かに価値が高い。開発には地図は欠かせないからだ。

ま、そんな御託はともかく、さっそくこの地図をダウンロードしようと思ったがサーバーが妙に重い。みんな考えることは同じなんだなあ。夜に改めてダウンロードの続きをしようと思ったら、その時には高精度の地図は提供が中止されていた。せっかく壁紙にしようと思ったのにー。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年4月 8日 (火)

実況中継

そろそろ帰宅しようかと、会社で帰り支度をすませたあと、そういえばソユーズのほうはその後何か進展はあったかなと spaceflightnow.com を覗いてみると、Tマイナス2分("T-2 minutes")などという文字が目に飛び込んできた。

もちろんそのまま帰れなくなる。NASA TV や JAXA TV みたいに映像ではなくテキストベースではあるけれど、このサイトでは主要な打ち上げの実況中継をしてくれるのだ。前にも見たことがあるけれど、負荷が小さいので会社で見るにはちょうどいい(をい

ま、ロケットの打ち上げなんてものは10分もすれば成功不成功がわかるもので、ISS第17次クルーとなるソユーズTMA12は無事軌道に投入された。めでたしめでたし。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年4月 7日 (月)

春の風物詩

春と秋の風物詩と言えば、ソユーズ宇宙船による国際宇宙ステーション乗員の交替である。
普段参照している spaceflightnow.com にはまだヘッドラインだけで独立記事がなかったので、代わりに spacedaily.com の記事をリンクしておこう。

Rocket rolled out for Korean astronaut's launch

打ち上げ予定は火曜日、とのことだが日本では水曜になるかもしれない。今回の打ち上げで特筆すべきなのは、初めて韓国人が乗員として宇宙に行くことになったこと。東欧諸国や同盟諸国の飛行士を多数受け入れてきたソ連時代にも、北朝鮮出身の宇宙飛行士は実現していなかったから、南北通じて初めての宇宙飛行士になる。もちろん、国際宇宙ステーションへの長期滞在はかなわず、12日の飛行の後、昨年秋に打ち上げられたソユーズ宇宙船で帰還することになっている。

気になったのは、韓国はこの飛行のために2700万ドルを支払った、ということ。つまり、韓国人宇宙飛行士はそれだけでは飛ばせてもらえなかったということだ。飛ばす側のロシアにとって、韓国人を飛ばすためには2700万ドルを支払ってもらわなければメリットとデメリットが釣り合わなかったのだ。
日本の場合はそこまでしなくて済んでいる(まあそれ以上にカネを使っているけど)。そういう意味では韓国にはまだ勝っているんだろうなあ。喜んでいいのかどうなのか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年4月 4日 (金)

ジュール・ヴェルヌ meets ズヴェズダ

Xウィングの向こうにはタイファイターが見える。 (spaceflightnow.com)

ヨーロッパの無人貨物宇宙船(ATV)ジュール・ヴェルヌが国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングに成功した。ドッキングは完全に自動で行われ、万一の際に中止信号を送るために待機していたISSのマレンチェンコ飛行士も出番がなかった。

ジュール・ヴェルヌはISSに2500ポンド(1ポンド=約450g)のドライカーゴ(食料、交換部品など)を輸送するとともに、水600ポンド・酸素46ポンド・燃料1900ポンドを補給できる。さらにジュール・ヴェルヌ自身の燃料を使って、ドッキングしたまま噴射を行いISSの軌道高度を持ち上げる。そして最後に、ISSで発生した廃棄物を積み込んだジュール・ヴェルヌは、残った燃料で逆噴射を行い、大気圏に再突入して廃棄物もろとも燃え尽きる。

実はこれは現在ロシアが運用しているプログレス無人貨物船の任務とまったく同じだと言ってよい。違いと言えばその能力だけである。ATVは16000ポンド以上の貨物を輸送できるように設計されている(今回はテストのためかずいぶん余力を残していたようだ)。いっぽうのプログレスは2トン余りの貨物を輸送する。つまりATVはプログレスの3倍以上の能力を持つことになる。

日本の割り込む余地はあるんですかねえ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年4月 2日 (水)

えっくすういーんぐ!

Jules Verne practices close approach to space station (spaceflightnow.com)

見た瞬間、エイプリルフールのネタだと思った。
"Posted: March 31, 2008" とあるのに気づいて、真面目な記事だと気づきました。時差のせいでまだ前日だったのね。自分でこんな記事を書いておきながら忘れかけていました。

今回は接近のテストで、実際のドッキングは木曜に予定されているとか。成功してほしいようなほしくないような複雑な気持ち。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年3月12日 (水)

「ライディング・ロケット(上)/(下)」

マイク・ミュレインという宇宙飛行士のいわば自伝。作者はこんな本を書いたりもしているが、実のところ三十一は現役時代に名前を聞いたことがなかった。作者本人も言及しているが、とびぬけて目をひく功績を立てたわけではない。実際に経験した3つのフライトのうちふたつが国防総省専用のフライトだったので、あまり実績が公になっていないというのもあるが、どうしてもミッションスペシャリスト(MS)はコマンダーに比べて地味になってしまう。シャトルのコマンダーとパイロットは軍人か軍人あがりのテストパイロットでないとなれないので、日本人はまず間違いなくMSどまり、コマンダーになろうとするとまず最初に米軍に入るしかない。仮にそんな経歴で宇宙飛行士になる日本人が出たら、マスコミはどう反応するだろうか。
閑話休題。
軍人あがりの宇宙飛行士によくあることだが、著者はとにかく宇宙に行きたくてしかたなかった。宇宙に行けるというなら悪魔に魂を売ることも辞さない人種だ。一般にはあまり理解されない心情かもしれないが、三十一にはかなり共感する部分がある。そういった人種が、たまたま大学で募集を見かけて応募してきたような研究者出身の宇宙飛行士や、フライトの割り振りを一手に握る先輩宇宙飛行士やNASA管理職に対して抱いていた感情が赤裸々に吐露されている。たとえば、先輩宇宙飛行士の引退は多くの宇宙飛行士候補生にとって非常に喜ばしいイベントだ。なぜなら、それはフライトの椅子がひとつ空くことを意味するからである。
そのいっぽうで、チャレンジャーとコロンビアの二度の事故についてNASAの体質を厳しく批判する。例外措置も繰り返されると日常になってしまうという指摘は一般にも通じる警告だ。

下ネタ満載なので、電車の中で読んでいて万一脇からのぞき込まれたりするとちょっとばつが悪い気持ちになるが、そちらの(下ネタでなく、宇宙開発の)方面に興味がある人には間違いなくお勧めする。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年3月11日 (火)

明日の「きぼう」

日本の宇宙実験棟「きぼう」の打ち上げを明日に控えてNHKがニュース解説でとりあげたのはいいんだが、その中でシャトル引退後の貨物輸送のために日本がHTVを開発中と触れておきながら、つい先日打ち上げられたATVについて全く言及していないのはなぜだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

渋滞する惑星

実はタイトルは矛盾している。2006年に擦った揉んだの末決まった惑星の定義のひとつに「その軌道上で卓越した質量をもつ」というのがあるので、渋滞は起こりようがない。
直接関係ないふたつのトピックを無理矢理結びつけたのだが、なんとなく共通点があるように思う。
ひとつは「ボトルネックがなくても車の密度が高くなると渋滞が発生する」という論文が発表されたという記事。執筆者のひとり菊池教授が自身の blog で触れているので、ここからたどっていくのが一番確実。

Traffic jam without bottleneck
 渋滞の論文が出ました(または相転移現象としての交通渋滞)
数と密度 (渋滞論文の話の続き)
さらに渋滞の続き

にちゃんねるでも取り上げられているのだが、このやりとりを見ているとにちゃんねるに何らかの建設的な方向性を求めるのは無理だという気がする。というのは、投稿者の多くは「負けない」ことだけを目的にしているように見えるからだ。正面から論破されると「ネタにマジレスすんな」と話をそらすやり方は端から見ていると見苦しいだけだなあ。
まあそんな人はにちゃんねるの外にもいるけれど。

もうひとつはこちら。

「第9惑星か?」のニュースに対するコメント    井田 茂

どうもマスコミはこれまでの古典的な惑星観をひきずってるように思える。数少ない、せいぜい一桁の惑星が太陽系を構成しているという考え方はとっくに時代遅れになっている。太陽系そのものは、これまでの惑星たちが占めていた領域よりもはるかに外縁にまで広がっていて、そこには多様な外惑星天体が飛び交っている。「第9惑星」などとセンセーショナルに取り上げられた天体も、そういった多数の天体のひとつにすぎない。

これらのニュースからわかることは、「常識的な感覚」というのは実はあてにならないということだ。科学者はそれを知っている。だからどうしても懐疑的になる。「疑わしきは信用しない」というのが科学的な態度だ。そもそも「常識」なんてものは人間の数だけあるもんだし。

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年3月10日 (月)

ジュール・ヴェルヌの打ち上げ

3月11日に、日本の実験棟を国際宇宙ステーションに輸送するスペースシャトルが打ち上げられるのは報道されている通りだ。しかし三十一がそれよりも注目しているのが、その直前にESA(ヨーロッパ宇宙機関)が打ち上げた「ジュール・ヴェルヌ」である。名前が長いので、以下プロジェクト名のATV(自律輸送船)で通す。
現在のところ、国際宇宙ステーションに物資を運ぶには3つの手段がある。ひとつはスペースシャトル、ふたつめはソユーズ宇宙船、そしてみっつめがプログレス貨物船だ。この3種類にはそれぞれ特徴があって、スペースシャトルは追加モジュールのような大規模な荷物を運ぶのに向いている。作業に必要な人数を一度に運べるのも強みだ。しかし軌道滞在期間はせいぜい2~3週間にすぎない。ソユーズ宇宙船は、もっぱら「救命ボート」として使われている。半年に一度、機材の更新を兼ねて新しいカプセルが打ち上げられ、古いカプセルが帰還する。人員と、小さな(例えばメンテナンス用の部品など)補給物資の輸送に使われている。定常的な補給は、もっぱらプログレス貨物船の役目だ。軌道修正のための燃料や、呼吸などのための酸素といった液体補給物資と、部品などの貨物を国際宇宙ステーションに運ぶ。国際宇宙ステーションで発生した廃棄物は、プログレスに積み込まれて大気圏に再突入し燃え尽きる。プログレスは国際宇宙ステーションの事実上の生命線だが、ソユーズ宇宙船の派生型ということもあって、打ち上げ重量で7トン程度でしかない。

シャトルが引退すると、国際宇宙ステーションへの物資の補給径路がひとつなくなることになる。大きな部品の打ち上げはなくなるから、シャトルと同等の輸送能力は必要ではないが、大能力の輸送手段がなくなるのは厳しい。そこでプログレスと同様の、しかしもっと能力の大きい無人貨物船が構想された。そのひとつがATVである。今回が初めての打ち上げになるが、スペースシャトルの打ち上げの直前に仏領ギニアから打ち上げられ、シャトルが国際宇宙ステーションを離れて帰還したあとの来月に初めて国際宇宙ステーションへのドッキングを試みることになる。

実は日本もほぼ同じ構想の無人貨物船を開発しているのだが、先を越されたなあ。二番煎じに意味があるのか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年2月28日 (木)

「昭和のロケット屋さん」

楽しい本でした。編者のブログで紹介されていたので存在自体は知っていたのだが、そんなに読みたいとは思わなかった。書店でたまたま見かけてちょっと立ち読みしたら予想外に面白そうだったのでそのまま買ってしまった。
確かに面白かったんだが、素人を置き去りにした本だなあと思った。それなりに関心を持った人が読めば面白いけれど、これまでまったく興味を持っていなかった人が読むとちんぷんかんぷんだろう。
この本は、もともと新宿ロフトで時々行われているイベントの座談会の内容を文章に起こしているのだが、つまりはそのイベントもそういう雰囲気なのだろうなあ。厳しい言い方をすれば内輪受けにすぎない。もっとも、このイベントや本ではそこまで目的としていないのかもしれないけどね。では、その一方でどれだけ一般大衆に啓蒙活動を行っているかと言えば、うーむ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月16日 (水)

打ち上げ繰り上げ

スペースシャトルの打ち上げが延びて、予定が2月7日に再設定されたというニュースはたぶん日本でも報道されたことと思う。
ところが、それに伴ってもともとこの日に予定されていたロシアの無人補給機プログレスの打ち上げが2日繰り上げられて2月5日になったというニュースはおそらく報じられていないのではないか。ロケットの打ち上げは大抵延びるもので、繰り上げられたという話はまず聞かない。打ち上げまで1ヶ月を切った段階での2日間の繰り上げは重大事のはずだが、それをあっさり受け入れたロシア宇宙庁は、よほど自信があるのだろう。無人機だから多少のリスクは許容できるという判断があったにしろ、ソユーズ・ロケットとプログレスの組み合わせは、プログレスの原型となったソユーズ宇宙船のケースも含めて非常に多くの実績を誇っている。たぶん200に届こうという勢いじゃないかあ。実際に数えたわけじゃないからよくわからんけど。

日本もこの無人補給機にH2Aロケットと新開発のカプセルで新規参入しようとしているのだけど、対抗する相手はこういう手強い相手なんである。前途は厳しい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年12月27日 (木)

最近宇宙系のフォローがおろそかに

昨年だったか、爆発事故を起こして再起が危ぶまれていたシーランチが復活するそうだ。
と、いうニュースを見て思ったのは、最近宇宙関係のニュースのフォローがおろそかになっているという自責。春と秋の年中行事と化しているソユーズによるISS滞在宇宙飛行士の交替も完全無視だもんなあ。いま、ソユーズはTMA8号機くらい?

ちょっと反省。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年9月18日 (火)

かぐや打ち上げ成功

日本としては久しぶりの月探査機「かぐや」の打ち上げが金曜日に打ち上げられた。NHKでは「月探査衛星」と呼称していたが、JAXAでは衛星軌道に投入される「衛星」と、地球の重力圏を離れた「探査機」は明確に区別している。もちろん「かぐや」は探査機である。
「かぐや」には一般から募集された月に送るメッセージが搭載されていることも注目を浴びているひとつの要因であるけれど、そして三十一もこのメッセージに応募したけれど、しかし三十一がより注目しているのは、これまでISASの固体燃料ロケットで打ち上げられてきた科学探査機を初めてJAXAのH-2Aで打ち上げたこと。
衛星軌道に載せる商業衛星の打ち上げと違って、地球外へ向かう探査機はランチ・ウィンドウが狭い。lunch ではなく launch である。打ち上げられる時間帯のことだが、数分とか数秒というのも珍しくないらしい。その限られた時間の間に予定通り打ち上げることができたのは、よい実績を示したことになろう。ISASのMシリーズでなくてもよくなったことを示すことにもなるので痛し痒しではあるが。数トンの気象衛星を静止軌道に投入する能力があるんだから、月探査機を打ち上げる能力があるのは容易に推測できることだが、この実績は強い。何にでも使える万能機という評価が定着すれば、顧客の獲得にも繋がるだろう。
もうひとつ今回は三菱重工が請け負って打ち上げた最初のケースになる。営利企業である三菱重工がどのくらい本腰を入れて利益確保、シェア拡大に乗り出すか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年8月22日 (水)

「ロケットガール4 魔法使いとランデブー」

やっと出たかあ。当初、アニメ放映中に出る予定だったのがこの時期に伸びたのはオトナの事情があったかららしいのだが、その事情が何かというのは定かではない。
ずいぶん前にドラマガに掲載された短編3本と、書き下ろしの中編1本。中編はまるっきり「はやぶさ」の話で、おまけにゆかりとマツリのふたりはカイトに載って大気圏再突入するという、これまでも相当無茶をしてきた連中だが、これ以上の無茶はあっただろうか。月面からスケートに乗って離陸するってのもかなり無茶だな・・・
短編のうち最後のテロネタは本誌で読んだことがある。あのころは、籠尾が喫煙騒ぎで解雇され、辻井ができちゃった結婚するなんて考えもしなかったなあ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年5月 8日 (火)

ウォルター・シラー死去

マーキュリー、ジェミニ、アポロといった3種類の宇宙船で飛行を行なった唯一の宇宙飛行士であるウォルター"ウォーリー"シラーが84才で亡くなった。
Walter M. Schirra (Captain, USN, Ret.) Biographical Data

「ライトスタッフ」でお馴染み「オリジナルセブン」もこれで5人が鬼籍に入り、存命中なのはグレンとカーペンターだけ。影の薄いカーペンターはともかく、グレンがまだ生きてるのが奇跡的だなあ。チトフはまだ生きてるのかな?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年4月 1日 (日)

神舟 on ラテン・ソユーズ

ちょうど一ヶ月前にフランスが南米からソユーズを打ち上げる という記事を紹介したばかりなのだが、その後さらに意外な展開をたどりそうな雰囲気になってきた。
フランスがその威信にかけて独自の有人飛行を始めるのではないかという推測は以前からあったが、これまでもっとも多くの有人カプセルを打ち上げてきた実績を持つソユーズロケットを手中にしたフランスは本格的にソユーズロケットを使っての有人飛行に乗り出すことになりそうだ。常識的に考えれば、ソユーズロケットに既存のソユーズカプセルを搭載し、フランス人飛行士を乗せて仏領ギニアの基地から打ち上げ、となりそうなものだが、あにはからんや、フランスがカプセルとして採用を考えているのは中国の神舟らしい。
ソ連製のソユーズロケットに中国製の神舟カプセルを搭載し、フランスの打ち上げ基地から有人飛行を行う、という冷戦時代ならSFのネタにもならなかった組み合わせが実現しようとしている。考えてみれば、先が見えているシャトルの採用は論外としても、実用に達した有人カプセルのうち最新型はこの神舟だ。ソユーズの基本設計は40年前のものだし、アメリカはアポロ以来カプセル式宇宙船は開発していない。現時点で考えられる最高の組み合わせと言えないこともない。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2007年3月30日 (金)

ロケットガール第6話

アニメが始まってからもちろん毎週見ているのだが、ちゃんとしたOPになったのはやっと6話目から。まあそれはそれ。

ひとつ気になったんだけど、別に間違ってるというわけではないんだけど、でも耐熱シールドの真ん中に穴をあけて、そこからOMSのノズルが飛び出しているというタンポポの設定はいかがなものかと思う。

逆噴射だけならマーキュリーとかヴォストークみたいにレトロパッケージを耐熱シールドの上に貼り付ければいいわけだが、確かタンポポは大きな軌道変更能力をもっているという設定のはずだったから、それだけじゃ力不足かもしれない。だったらジェミニとかアポロとかソユーズみたいにモジュール化すればよかったのだ。

こんなことじゃあ、耐熱タイルのど真ん中に着陸脚の収納扉を作るという冒険を敢えてしたNASAを笑えないんじゃあ・・・

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2007年3月 1日 (木)

ラテン・ソユーズ

いよいよ始まったそうだ。

ロシアのロングセラーロケット、ソユーズをフランスの打ち上げ基地、南米仏領ギニアのクールーから打ち上げるための発射台建設工事が。

ソユーズをフランスが打ち上げるという話はずいぶん前から出ていたが、ついに現実の形になったということだ。
えーと、日本は大丈夫ですか? ただでさえロシアやヨーロッパより明白に後にいるのに、前にいる二人に結託された日にゃあ差はひろがるばかりだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年2月25日 (日)

H-2AF12打ち上げ

天候のせいで延期になっていた情報収集衛星(要するに偵察衛星)の打ち上げが昨日無事に成功した。
ペイロードのせいだろうけれども、NHKが比較的長い時間をかけて打ち上げシーンを報じてくれたのでけっこう堪能した。もちろん、本当に堪能するためには現地に行かなくてはいけないんだろうけど。






次回から打ち上げの実施責任者がMHIになるそうで、JAXAが打ち上げるのはこれが最後になる。もっとも、実際の作業はJAXAが相変わらず続けるんだが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年2月23日 (金)

アニメ版「ロケットガール」

始まった。http://www.wowow.co.jp/anime/rocket-girl/
もちろん見ました。長年の懸案だった「『ロケットガール』アニメ化計画」がついに実現したわけですな。
原作とは多少設定が変わっているけど、面白さは変わっていない。アニメなりの描写を期待したいところ。ちょっと残念だと思ったのは、爆発シーンが意外とあっさりしていたところ。もっと凝った爆発にしてほしかった。何しろ漢の浪漫ですからなあ。
今日見たかぎりでは、主役3人のCVはうまくはまっているようだ。マツリも茜もあまりセリフがなかったけど、わずかなセリフを聞いたところではいい感じだ。
OPEDは来週までお預け。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007年2月17日 (土)

H2AF12打ち上げ延期

情報収集衛星の4号機を軌道に投入するためのH2A12号機の打ち上げが昨日予定されていたが天候上の理由で延期された。
燃料注入も済んで打ち上げ直前にいたった段階で延期になったから、次の打ち上げまで最低5日かかるということで、再度延期になったりすると2月中の打ち上げは難しくなる。内閣府がバックにいるから3月に入っても打ち上げを強行したりするかな。早く打ち上げたいのはJAXAよりもむしろ国のほうだろうから。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年2月 7日 (水)

「私と月につきあって」

いきなり Amazon で品切れになってるのは、売れまくっているから・・・じゃないよな。
自称「月SFの決定版」だが、その「自称」は外してもいいんじゃないかと思う。

面白いもので、この著者の書くSFは、あまりハードSFを読みつけない人には「ご都合主義」に見えるらしい。その一方で、玄人には「リアリティに富んでいながら意表をついた展開」という評価を得ることが多いようだ。書評なんかを見てもその評価にばらつきがある。三十一から見れば文句なく面白いんだが、その面白さを味わうためにはある程度の前提知識が必要なのかもしれない。

この巻で完結というのはちょっともったいない。基本的に一話完結なのでどこで終わってもかまわないのはその通りなのだが、きちんとした終わり方をしてほしいものである。それは「クレギオン」シリーズにも言えることだ。