2011年2月22日 (火)

リビアの独裁者とラピュタと宇宙飛行士

リビア軍に大佐の階級をもつ人物は沢山いるだろうけど、ひとりだけ飛び抜けて有名だ。その大佐どのも近頃はだいぶ追いつめられているらしい。

カダフィ大佐は1969年のクーデターのときに大尉から一挙に大佐に昇進して、それっきり40年あまり大佐の地位にとどまっているそうだ。敢えて将軍にならないのはそれなりの思惑があるのだろう。
だがしかし、怪しい軍人というと「大佐」と相場が決まっているのはなぜだろう。具体的に思い浮かぶのは「ラピュタ」のムスカ大佐だったりする。カダフィが大佐にとどまったままなのは結果としてイメージダウンだったのではなかろうか。某北国の将軍様と違ってカダフィはスタジオジブリなんか観ないだろうけどさ。

実際には、士官の多くがかろうじて大佐まで昇進するものの将軍に昇進することはかなわず、大佐のまま現役を退くことになるために「元将軍」に比べると「元大佐」がごくありふれた存在だということだろう。大佐と将軍の間にはそれくらい高い壁がそびえているのだ。
ひとつ実例を挙げてみると、アメリカの宇宙飛行士の多くは、特に初期が軍人出身であった。これら軍人出身の宇宙飛行士の最終階級は、ほとんどが(たぶん8割くらい)大佐なのである。おそらく、宇宙飛行士になれるくらいの能力の持ち主で無事に任務をまっとうできれば誰でも大佐までにはなれるのだろう。しかしそこから上は相当狭き門らしい。例えばアメリカで最初に軌道をまわったジョン・グレンも、アポロ11号で月面を歩いたバズ・オルドリンも、ジェミニとアポロとスペースシャトルで6回の飛行を経験し宇宙飛行士室長を長年つとめたジョン・ヤングもみんな大佐どまりなのであった。ちなみに初めて月に立ったニール・アームストロングは当時すでに軍をやめて民間人の資格でNASAに勤務していた。
宇宙飛行士が将軍の地位を得るためには、宇宙飛行で功績をあげるよりは、地上の管理業務で評価されることが必要なようだ。アメリカの宇宙飛行士で大将の地位を得たのは 2006年のチルトン空軍大将が最初で、しかも今のところ彼だけだ。

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2010年12月19日 (日)

「それゆけ!宇宙戦艦ヤマモトヨーコ1」

また少し更新を休んでしまった。


「それゆけ!宇宙戦艦ヤマモトヨーコ」という、いかにもB級感あふれるタイトルは三十一の気持ちをがっちり掴んでやまないが、しかし残念ながらオリジナルの小説やアニメが出ていた1990年代前半はちょうど三十一がもっとも忙しく、かつもっとも仕事熱心だった時期なので、心の片隅で気にしてはいたものの結局はちゃんと見たことがなかったのだ。
ついでにいうと、ちょうどその時期はコンシューマーゲーム機が普及し始めたころで、その波に乗り損ねた三十一はついにゲームをするという習慣を会得しそこねた。三十一が学生のころにはせいぜいファミコンくらいしか出ていなかったのだ。

そんな恐竜時代の話はともかくとして、要するにゲームをやらない三十一にはよくわからない話がこの本の中に沢山出てくる。まあ懐かしい話も沢山出てくるのだが。

実は三十一はけっこう気にいったようで、なぜそう思ったかというと会社帰りに電車の中で読んでいて乗り過ごしたからだ。武蔵野線で一駅乗り過ごすのは被害甚大ですよ。特に冬の夜にはね。

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2010年5月17日 (月)

「"文学少女"と恋する挿話集3」


お馴染みのシリーズだが、三十一がもっともツボにはまったセリフはこれ。

「ほら、いやったらしいアカに心が染まるときってあるじゃない」

「いやったらしいアカっていうのは、もっとぜんぜんたちが悪いの」

アカはいやったらしいよね。いやったらしいけど、心が染まっちまうときってあるよね。アカっていうのは、たちが悪いよね。
このセリフを三十一のように読んでしまう人は本当に少数派だろう。この文脈で「アカ」を「垢」ではなく「左翼」と漢字変換してしまうなんて。

それは置いておいて本題。
本編はとうに完結してしまって、後日談と短編集でひっぱっているシリーズだが、正直言って本編の登場人物をかなり忘れてしまっているので設定によくわからないところがある。さては本編を再読させようという魂胆か。三十一の記憶力が不足しているせいかもしれないが、ななせの友人の歌手とその彼氏なんてすっかり忘れてましたですよ。

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2010年3月30日 (火)

「理系の人々2」


1巻に比べて、「あるある」と思う割合がだいぶ減ったけれど、その中で一番大笑いしたのが

ハードディスクの立替金請求の費目について
秘書「情報機器」
理系「消耗品」

という意見の食い違い。
特に受けたのは理由があって、ちょうどその日三十一はまさにハードディスクを追加購入していたからだ。2TBのハードディスクも今や1万円ちょっとか。マシンスペックはもう何年も変わっていないのにハードディスクだけどんどん入れ替わっていく不思議さよ。
やっぱりハードディスクは消耗品だよなあ。

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2010年3月 9日 (火)

たぶん「磁石」とか呼ばれるんだろうβ

良識の府とでもいうべき某国営放送の中で最もフリーダムな番組と言ってよかったねとすたが「大人の事情で」先月終了し、後継(まんま後継ではないそうだが)の「MAGネット」が4月から始まることになった。

で、その先行版が「β」と称してこの週末流されたのだが。

β版であるところをさしひいても、「ねとすた」に比べて"毒"成分が少ないように感じる。もっと毒を吐いてくれないと面白くないなあ。本放送までの1か月であとどれくらい熟成されるだろうか。まあ期待半分というところ。

個人的に三十一は西又葵はあまり好みではない。どっちかと言えば鈴平ひろのほうがいいなあ。あ、七尾奈留もわりと好き。

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2010年2月17日 (水)

「れでぃ×ばと!10」


アニメが始まっているはずなのだが、うちで加入しているCATVにはAT-Xが含まれていないので見られません。朋美のCVが川澄綾子、セルニア役は中原麻衣ということなので小説を読みながら脳内でアテレコしよう。容易に想像できてしまうところが我ながらちょっとイヤ。
そのほか小清水亜美とか釘宮理恵とか後藤麻衣とか出てるらしいので、ちょっと惜しい気がしないでもないが、小説の帯とか折り込みに描かれているアニメの絵柄を見るとちょっと萎えてしまう。こういう狙いすぎの絵柄って、三十一は萌えないのだ。

では、ここから本題である小説の感想に入ろう。

ツンデレが自覚する話。
以上。

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2009年12月19日 (土)

紅白宴中声一点

時事ネタというにはあまりに古いネタなんだけど、今年のうちの話だからよしとしよう。

某国営放送が大晦日の夜に放送する赤白歌番組に、声優として初めて水樹奈々が出演することになったとか。「若い人に人気の声優」ということらしいが、単に若い人に人気の声優なら他にもいくらでもいるし、要するに某国営放送お気に入りということなのだろう。一応歌手として出るということなので、歌唱力も多少考慮されたかもしれない。

ただ三十一の個人的な好みで話をするならば、演技は器用だし声質もはっきりしていて色々な役に合うことは認めるが、どうせなら桑島法子のほうが好みだ。歌もうまいということになってるが、三十一の中ではかつての國府田マリ子と並んで「自分で歌がうまいと思っている」歌手に分類されている。勝手な思いこみなので真面目に怒らないでください。

某国営放送が年末赤白歌番組に出演させるからには、ある程度広い支持があると見込んだのかもしれない。また中には、これを機会に声優の一般認知を期待する向きもあるだろうが、おそらくそれは無理だ。これからの時代は、国民的な人気を得るようなアイドルが君臨するのではなく、それぞれがそれぞれの信仰の対象を持ち、しかし隣人の信仰対象については何ひとつ知らない、という状態が普通になるだろう。そういうマスのマーケットは過去のものとなった。

糞意地の悪い三十一は、もう何年も年末赤白歌番組を観ていないにもかかわらず、水樹奈々が登場したときに某国営放送ホールに集った善男善女がどんな当惑の表情を浮かべるかを確認するためだけに、久しぶりに年末にチャンネルを合わせてみようかと思っているのである。

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2009年8月26日 (水)

化物モード

今期のアニメの中で三十一が比較的気に入っているもののひとつが「化物語」(ばけものがたり)だ。


いやもう、このヒロイン戦場ヶ原ひたぎのヤンデレにしてツンデレっぷりがツボにはまったのですよ。

個人的には戦場ヶ原ひたぎの中の人である斎藤千和はかなり評価が高くて、三十一としては「いろんなキャラを演じられる幅の広い人」と認識されている。認識していたのですよ?
認識していたつもりだったんだけどね。

先週から第三部「するがモンキー」での主題歌として流れている曲は斎藤千和が歌っているのだがちょっと気に入ったのでいっちょう買ってみるかとアマゾンで検索したのだがまだシングルの予約はしていないらしくひっかからなかった。代わりに出てきたのがこれまで斎藤千和が出してきたCDだ。


いや知ってたよ? 知ってたどころかこの曲はサントラで持っているのだが、「月詠」のOPで最初に聞いたときは正直ぶっ飛びましたね。「電波ソング」という言葉があるけど実は「ソング」ですらない。三十一の知るかぎり並ぶもののない怪作だ。

斎藤千和は芸風が広いなあと改めて思ったものだ。これからも活躍を期待してます。

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2009年8月18日 (火)

ちよちゃん10歳高校生

またも某国営放送ネタ。

ちょうど今流れている番組のナレーションを聞いて

あれ、金田朋子だ。

と思ったら山崎バニラでした。

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2009年8月16日 (日)

余計なことを書くもんじゃないなあ

3日目、行ってきました。

行ってきたんですが、その前夜に本当に仕事になってしまい細切れに3時間くらいしか寝ていない状態で行ったので当初の目的+αだけ入手して早々に引き揚げてきましたよ。体力さえあったならもう少し回ったりしてみたかったんだけどなあ。

もともと昼過ぎからのんびり行く予定だったので、それほど並ばずに入場できた。ロケット関係とその周囲のメカ系だけざーっと見てまわって、30分くらいで出てきてしまいました。入手品はこんなところで。

P8160006

出てきたあとで振り返って写真撮ってみましたよ。これでも空いてる時間帯らしい。

P8160002

りんかい副都心線に新木場から乗って国際展示場駅で降りたんだが、話には聞いていたが駅が凄いことになっていてちょっと圧倒された。地下ホームから改札のある地上駅舎にのぼるエスカレーターの両脇がびっしりその筋のポスターで埋め尽くされていた。アキバでもこんな光景は見かけないぞ。帰りは反対方向の大崎方面に乗ってりんかい副都心線を制覇。

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