ふたたび冬の秋月
「冬の秋月」、「春の秋月」と季節ごとに歴代の「秋月/あきづき」を披露してきたので、「夏の秋月」を目指して一応「夏」と言える時期のうちには着手したのだが結局竣工は秋を飛び越して二度目の冬になった。まあ、「秋の秋月」などというわけのわからないタイトルにならなかったのは良かった。いいわけでしかないが。
作業そのものに半年もかかるわけがなく、手をつけられていない時間が長かったわけだが、その時間の大半はデカール貼りに二の足を踏んでいた時間である。三十一はデカール貼りが苦手で、しかも一度間違えるとほぼやり直しがきかないのでちょっとした決心が必要なのだ。水を用意するのが面倒というのもあるけれど。
意を決してデカールを貼り始めたのは年をまたいでからで、それからはわりと順調に作業が進んで昨日完成した。ただし、デカールを貼り終えたあとにマスキングをして塗装をしたところ、マスキングテープを剥がすときにデカールごともっていかれてしまった。順番を間違えた。艦尾の艦名と、ヘリ甲板後部の一部デカールが剥がれてしまったので、筆塗りで修正したが完成度は比ぶべくもない。写真ではわかりにくくなっている、というかわかりにくいように撮っている。
実はいくつかパーツを紛失していて完全ではないのだが、やはり数ヶ月のブランクがあるだけでも力加減が難しくなっている。とにかく細かい部品の多い艦船模型では、それなりに高級なピンセットを使うこと。安物のピンセットだと部品をつかみにくく力が入りすぎてしまうため飛ばす恐れが大きくなる。それから部品を飛ばしてしまったときのために作業場のまわりを片付けておくこと。前者はともかく後者はできていないけど。
個人的にアオシマの模型は作りにくい印象がある。全体的にパーツの合いがよくない(タミヤと比べてだが)のと、細かい部分ではパーツをランナーにつなぐゲートが太く、しかも切断やゲート処理が面倒な場所にゲートがついていることがある。改善を望む。
さて今回の写真はこれまでと違って新装備のマクロレンズを使って撮っている。背景がとんで見やすくなったのではないかと思う。
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